間違いだらけのネットワーク作り(816)2014/01/18
「10年前のUCと今のUCの違い」

 今週は木曜日に大阪で新春フォーラムの講演、金曜は名古屋でネットワークセミナーの講演と、「話し初め」の週でした。  大阪の会場は NEC関西支社の38階で、好天だったので淀川の向こうの山なみまできれいに見えました。  テーマはここに書きませんが、副題は「『当たり前』が当たり 前でなくなる時代」としました。  実際、そう感じることがあちこちにありませんか?



「10年前のUCと今のUCの違い」

 
ユニファイドコミュニケーション(UC)に対して私が持っているイメージは「10年以上前からUC、UCと言われているが売れたためしが ない、困った代物」というものです。  最近、またUCという言葉を聞くことが多くなったのですが、10年前のUCと今のUCは何が違うのでしょう?

 1月15日の日経新聞に「スマホで社内情報共有大規模に 住商・全日空、業務効率化で 」という記事が掲載されました。 中身はUCです。 記事を部分的に引用します。

”住友商事や全日本空輸など大手企業が、スマートフォン(スマホ)など携帯端末を使った大規模情報システムを相次ぎ導入する。それぞれ国内外の約3万人の 社員がスマホを使ってクラウド経由で社内基幹システムに接続。双方向に情報をやり取りして、いつでもどこでも設計作業や市場分析などの業務を効率的にでき る。商品開発や意思決定のスピードが大幅に高まり、従業員の働き方も大きく変わりそうだ。

 各社が導入する情報共有システムは「ユニファイド・コミュニケーション(UC)」と呼ばれる。パソコンが中心だった情報システムをスマホやタブレット (多機能携帯端末)に置き換え機動性を高める。”

 この記事でのUCの定義はパソコンが中心だった情報システムをスマートデバイスに置き換え、機動性を高めること、というものです。 情報システムの利用 をスマートデバイスで革新する、ということです。 10年前のUCは文字通り、コミュニケーションの統合で、電話、メール、IMなどの通信手段を時と場合 に応じて適切に選択でき、業務の効率化を図ることが目的でした。 

 スマートデバイスの普及がUCの定義を変えてしまったのです。 もう一つの大きな変化はクラウド。 10年前のUCはオンプレが前提でした。  クラウ ドベースになったとたん、UC導入の敷居はぐっと低くなります。 なにもANAや住商のように全社で導入しなくても、必要な部署、必要なユーザーにだけ導 入するのも簡単です。

 スマートデバイスとクラウドで、UCが「売れそうな」商品になったことは間違いなさそうです。
 
 
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