間違いだらけのネットワーク作り(804)2013/10/12
「ドコモ、迷走」

 
10月も中旬だというのに昨日は真夏日で、98年ぶりに最も遅い真夏日の記録を更新、そして今日も30度の予報です。 どうなっているん でしょうね。 今、秋らしいのは窓から見える空の青さだけです。 

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「ドコモ、迷走」

 ドコモへの批判を何度も書いて来ました。 ソフバンやKDDIに負け続けている状態を何とか脱して欲しいと思うからです。  しかし、ツー・トップの大 失敗よりもさらに痛手が大きい失敗をしてしまいましたね。  9月にiPhoneを扱い始めたにもかかわらず、9月の加入者数の純減が過去最高になったの です。  iPhoneが品薄だったから、ドコモショップの半分でしか売れなかったから、メールのサービスが10月にずれこんだからとか、色々言い訳をし ています。  どんな理由を並べても結果が最悪なことに変わりはありません。

 iPhoneの販売でKDDIに2年も遅れを取り、他社が品揃えを増やそうとしているときに実質的に2機種に絞るツートップ戦略をやり、iPhone対 抗のツートップを始めて3カ月も経たないうちにiPhoneを始める。  iPhone販売の準備不足で大敗を喫する。 やることが後手後手で迷走してい る、としか見えません。 ドコモの経営者は先を読んだ経営というのは出来ず、ソフバンやKDDIに振り回されるしかないのでしょうか?

 KDDIは春の段階で、秋にはドコモがiPhoneを扱うことを前提に事業戦略を組み立て、入念に準備を進めました。 iPhoneを3社が扱うように なれば、iPhone自体は競争軸ではなくなる。 だから、800MHzによる快適なLTEという、新しい競争軸を持ちだして成功しています。 

 ドコモは先週、4つの周波数帯を使い分けるクアッドバンドLTEという、電波戦略を発表しました。 KDDI対策ですね。 またもや後手です。 しか も、内容が分かり難い。 全国どこでも800Mの方がシンプルです。 ドコモは800Mを主に地方で、2Gを都市部で使うという。  ビル影や建物の奥に 届きやすい800Mをなぜ都市部に使わず、郊外なのか。 まったくすっきりしません。

 営業の観点で言えば、iPhoneを扱うことが正式に決まったのは9月なのでしょうが、可能性が高まったのはもっと以前でしょう。  可能性が大きく なった段階で、なぜ9月のMNPをプラスにするための準備を始めなかったのでしょう?  iPhoneの品薄やサービスの一部が使えないことを折り込ん で、加入者が他社に逃げないためのキャンペーンをなぜしなかったのでしょう。 
 10年前のドコモは横綱でした。  今は時価総額でソフバンに負け、MNPでKDDI、ソフバンに負け続ける小結です。  考えて見れば、10年前の携 帯業界はiモードで成功をおさめたドコモの寡占で、iPhoneの登場で初めて競争市場になったのかも知れません。  ストックをたくさん持っていれば勝 てるという時代が終わり、本当のユーザー・ニーズに応える、スピードと才気がないと勝てない時代になったということでしょう。  ドコモのストック(加入 者シェア)は42%まで落ちました。 今のままではすぐにシェア1位の座からも転落するでしょう。

 10月の純増数やMNPが大きく改善しないとドコモは本当の負け犬になります。 必死になって結果を出して欲しいものです。

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