間違いだらけのネットワーク作り(802)2013/09/28
「スマホブームは終わった」

 読む本がなくなったので、昨夜いつものごとく高田馬場の芳林堂に立ち寄りました。 新聞の書評を読んで買いたいと思った本、2冊の取り置 きを頼んでいたので、それだけ受け取って帰るつもりだったのですが、レジ前の平台の本がパッと眼に入りました。 この書店の文芸書はベストセラーには決し てならない本が平台の一番目立つところにおいてあり、それが私の好みに合っているのでついつい買ってしまうのです。 2冊気にいったものがあったのです が、4冊持ち帰るのはさすがに重いので平台からは1冊だけにしました。

 たまにはITの売り場も見ておこうと3階の文芸フロアから4階のIT関係の売り場にあがりました。  ここはスマホの定点観測点で、階段を上がってすぐ 右にスマホ関係の棚があります。 4か月ぶりに見たのですが、すっかり変わっていました。
 
「スマホブームは終わった」

 スマホの棚が全盛だったのは2010年4月頃です。  大きな棚2本が並び、その前の平台にもiPhoneやAndroid関係の本がたくさん積まれて いました。  まだGalaxyが登場する前で、iPhone、iPad関係が8割、Androidが2割、といった感じでした。  今年5月に見たと き、すでにiOSの本もAndroidもかなり減っていたのですが、昨日見るととうとう棚が1本になっていました。 これからiOSやAndroidでア プリを開発しようと考える人が減ったということですね。

 高田馬場は早稲田の学生が多いので、スマホアプリに興味を持って自分もひと稼ぎしてやろう、などと考える若者が次々出てきてもよさそうなものですが、売 り場の様子を見る限りそんなことはないようです。 スマホアプリは3年前にはたしかにブームでしたが、今はブームと言える状況ではないようです。

 これはスマホアプリが下火になったということではなくて、誰でも彼でも興味だけで手を出すフェーズが終わって、プロ化が進んだということかも知れませ ん。

 そのプロですが、私が一緒に仕事をしている2つのベンチャー企業はどちらも堅調に仕事を増やしています。  社員の数はあまり増えてないので、爆発的に 成長しているわけではありません。 最近のアプリの傾向はiPhoneやiPadのアプリを単体で使うのではなく、企業の業務と連動したマーケティングや セールスのアプリが増えているのが特徴です。 企業のスマートデバイス利用は進化していると言えます。

 ところで、ネットワークはどうかというと書店での地位は10年前と比較して大きく落ちてしまいました。 棚の数が往時の5分の1くらいでしょうか。 私 の著書は6冊あるのですが、芳林堂で生きているのは1冊だけです。 Amazonで2冊。 2冊以外は中古です。 ネットワークは逆風ですが、新しい紙の 本を書いてみたいものだ、と思っています。

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 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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