間違いだらけのネットワーク作り(794)2013/07/27
「ツートップ戦略失敗の原因」

 
毎年夏に研究会のコアメンバーと行っている旅行が来週末に迫りました。  1年が経つのは速いものだと思います。  今年は8人で鳥取・ 島根を訪れます。  宿泊は松江の1棟貸切の旅館で、ラフカディオ・ハーン旧家のすぐ近くです。  NTT西日本・松江支店にいるTさんに紹介してもらい ました。  Tさんに会うのも楽しみです。
 
「ツートップ戦略失敗の原因」

 
ドコモのツートップ戦略の失敗について、今週もあちこちに関連記事が掲載されました。 その中から気になる部分を引用します。

「夏商戦では、ドコモが5月に発売した「エクスペリアA」が好調。累計出荷台数は100万台を超えたもようで、5月後半〜6月の販売台数はiPhone5 を上回った。」
(「iPhone5が「−7万円」 スマホ成長神話に影 」日経電子版 7月25日)

「ツートップの2機種が売れ筋になるのは当然として、指名買いが続くシャープ端末などもそれなりに健闘すると予測していた。しかしいざフタを開けてみる と、ツートップのソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia A」が83万台、韓国サムスン電子の「GALAXY S4」が40万台、シャープの「AQUOS Phone ZETA」、富士通の「ARROWS NX」がそれぞれ7万台(いずれも6月末の販売状況)だった。ツートップ以外はほとんど存在感が無い。衝撃的な数字だ。

 そこまでしながら、ドコモの契約者純増ペースが上がってこない。ツートップをやってもやらなくても、純増やMNPのペースが大きくは変わっておらず、目 に見えた効果が出ていない。ツートップという手段は、結果を見る限り、ドコモが負けているという要因に響いていない。」
(「ドコモツートップ戦略の功罪、Firefox OS、Tizenの行方は? 」 ITproの座談会における情報通信総研 岸田氏の発言)

 6月のドコモの純減はiPhone5に負けたことが要因ではなかったのですね。 XperiaAは販売台数でiPhone5を上回っていたというので す。 シャープと富士通の落ち込みが「衝撃的」と言えるほど大きかったことが原因です。  前回書いたとおり、「品揃えが2つに限定」されてしまったとい うことです。  逆にソフトバンクとKDDIはiPhone5で負けた分を、他の機種でカバーしたことになります。 iPhoneが市場を支配している、 ということではなく、iPhoneを含むラインアップの良さが重要ということでしょう。

 iPhone5の「負け」にショックを受けたソフトバンク、KDDIは7月からこれまでの実質0円という値引からさらに踏み込んで、使用開始後の料金を さらに値引く「−7万円」を始めたそうです。 ドコモは7月19日からツートップ以外の5000円値引を開始しています。  2週間後には7月の純増数が 公表されます。  ドコモは負け状態を脱することが出来るのでしょうか。


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