間違いだらけのネットワーク作り(791)2013/07/06
「ドコモ、ツートップ戦略の失敗」

 
つい先ほど気象庁が関東甲信越の梅雨明けを発表しました。 平年より15日早いそうです。  かつては梅雨明け直後の「烈日」と呼ばれる 強烈な日射しの季節が好きだったのですが、最近では猛暑を恐れる気持ちの方が強くなりました。  東京の今日の最高気温は37度だそうです。 すさまじい ですね。  来週からの通勤が思いやられます。
 
「ドコモ、ツートップ戦略の失敗」

 水曜日、3カ月に一度くらいの頻度で行っている勉強会が銀座でありました。  そこで話題になったことの一つがドコモのツートップ戦略は成功するか、と いうことです。  5月下旬に始まったのでその成否が数字で表れるのは6月の携帯各社の純増数やMNPの出入りです。  今週末には発表されるそれらの数 字がどうか、ということです。  ツートップに選ばれたXperiaとGALAXYの販売はまあまあ好調なことは発表されていましたが、問題は他社への加 入者流出に歯止めがかかるかどうかです。  

 5日に発表された数字で「失敗」であることがはっきりしました。

携帯純増 数は6月もソフトバンクが首位、ドコモは今年2度目の純減

 結局、ドコモのユーザーのスマホ乗換えマーケットの中で、取り合いの構図がツートップに有利になっただけで、ドコモの外のユーザーを取り込む力にはなら なかったということです。 現にポートインは5月に比べて激減したとのこと。  「品揃えの良さ」という従来のメリットが失われ、実質的に2機種に絞り込 まれた。  その2機種はせいぜい小結クラスの力しかなく、2人がかりでもiPhoneという横綱の相手にはならなかった。

 ドコモに「負け組」のイメージがしみつく前に復活してほしいのですが、その手段はiPhoneを扱うこと以外にないのではないでしょうか。 なぜ、ため らっているのか理解できません。  野菜やCDを売ることがキャリアの本業でしょうか?  サービスビジネスを伸ばす、ユーザーはドコモの加入者でなくて いい。 それでソフバンのユーザーがドコモのサービスを使うようになり、収益の柱になるのでしょうか?  なるわけがないことはソフトバンクのこの10年 の歴史を見れば分かります。

 ソフトバンクは10年前のアニュアルレポートで、「サービスとコンテンツでビジネスを伸ばす。 ネットワークはNTTでもどこでもよい」と謳っていまし た。 今のドコモと同じです。 しかし、ソフトバンクが大きく売上・利益を伸ばしたのはiPhoneで加入者数を激増出来たおかげです。 そのソフバンは 現在、サービスだコンテンツだ、などと叫ばない。 「つながる」土管をアピールし、ひたすら加入者増を狙っている。

 10年前のソフバンの戦略と同じことをうたい、土管を軽視しているドコモ。  収益の土台である加入者数をしっかり守った上でサービスに注力するなら理 解できますが、母屋が火事になっているのに消そうともせず、物置を作ろうとしている。 なんとかして欲しいと思います。


*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。 

 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


ホームページへ