間違いだらけのネットワーク作り(787)2013/06/08
記事評「固定電話はもういらない?」

 先週金曜日に開催したセミナーのアンケート結果がまとまりました。  講演の評価は大変満足、満足、普通、不満、大変不満、の5段階評価 です。  私の講演は大変満足51%、満足42%、普通7%でした。  いつもどおりのハイスコアで安心しました。  セミナー全体で関心が高かったのは OpenFlow、LTE、脱・Ciscoがベスト3でした。
 
 ドラマのクールも終わりに近づいています。 このクールで一番熱心に観ているのは日曜9時の「空飛ぶ広報室」です。 典型的なラブコメディーで新垣結衣 と綾野剛が主演です。 ガッキーは2年前の「全開ガール」の時と比べると少女っぽさが抜けてしまった感じですね。 綾野剛はNHKの大河ドラマで松平容保 役で出ているので、日曜の夜は2時間続けて彼を観ていることになります。  容保役がぴたりと決まっていていいのですが、「空飛ぶ」での航空自衛隊の制服 姿もなかなかです。 美男美女が出ているドラマはその姿だけでも見る価値ありです。

 このクールも刑事モノが多く、ガリレオも含めると6本もあります。 木曜9時は「潜入探偵トカゲ」(松田翔太主演)と「ダブルス」(伊藤英明、坂口憲二 主演)がバッティングしています。 視聴率ではわずかにダブルスが高いようですが、トカゲの方が楽しめます。  ダブルスの暑苦しい体型の二人より、松田 翔太の方がこの季節にはふさわしい。

 大河ドラマ「八重の桜」は半年近く経ちましたが意外に視聴率は伸びません。 昨年の松山ケンイチが主演した「平 清盛」よりはるかにいいと思うのです が、なぜ伸びないのでしょう。 清盛もそうでしたが、観る人に訴える焦点がなく、感情移入できるほどの人物がいないせいかも知れません。 2008年に成 功した「篤姫」のテーマは明確で、前半は父娘愛、中盤は夫婦愛(将軍と篤姫)、終盤は上司と部下の愛(大奥の主人としての篤姫と女性たち)でした。 大河 ドラマではなく、ホームドラマとして成功したのです。

 八重の桜では情の描き方が浅いのでホームドラマにはなっておらず、かと言って歴史を動かすような大物主人公でもなく、中途半端です。 ただ、八重のけな げさだけが光っています。 これからの盛り上がりに期待したいものです。
  

記事評「固定電話はもういらない?」(日経コミュニケーション2013年6月号)

 この記事は数 年前から現在に至るまでの企業の電話利用のトレンドを分かりやすくまとめています。 読み終わった後に思ったのは「やはり電話というのは企業、職種、職場 等によってバリエーションが多い。 一筋縄では行かない」ということです。

 前半は「攻め の投資編」としてワークスタイルを変えるため固定電話を携帯電話やソフトフォンに更改した事例が6社紹介されています。 この中で一番過激なのはインテル の事例で、内線電話端末をPC+マイクロソフトのLyncで置き換える、というものです。 目的は無線LANを完備したオフィスで電話の配線もなくするこ とと、ホテルや出張先でもノートパソコンさえあれば自分のオフィスと同じ環境で電話も業務も出来るようにすることです。
 ただ、ノートパソコンが電話機がわりというのは実はとてつもなく機動性がありません。 オフィスの中でも席についているときは電話を受けられますが、廊 下を歩いているときに着信したらどうするのでしょう? 外出時はパソコンはカバンの中。 どうやって電話の着信を受けるのでしょう? 外出時は携帯電話を 使うのでしょうか? だったら、FMCで社内だろうが社外だろうが携帯を内線電話にした方がはるかに便利です。
 私のオフィスのように軽量ノートPCはPCとして持ち歩き、ケータイを内線・外線兼用電話として使う方がより進んだ使い方だと思います。 10年前から やっていることですが。 FMCは自社SIPサーバで実現しています。

 後半は「守り の投資編」で事例はありませんが、一番ありふれた電話設備の更新パターンが図6に示されています。 そのポリシーは既設の配線や電話機をフル活用するこ と。 ITproのコラム、「東ガ ス・ショック」から10年、IP電話の今と これからでも書きましたが、既設の配 線が使える場合、レガシー電話のコストにIP電話では勝てません。 なので、ビルの新築やオフィスの移転を契機にしないとIP電話(ソフトフォンも含む) の導入は難しいのです。 

 図6の吹き出 しに面白いコメントが書いてあります。「小規模オフィスはIP電話機を採用してPBX(ビジネスホン主装置)を撤廃する」、「中規模以上のオフィスはIP −PBXを統合するよりも、既設設備を流用するほうがコスト面で有利なケースが多い」の2つです。 かなり深くベンダーにヒアリングしています。

 電話はとくに 大企業においては全社一律の使い方はあり得ません。 なので、張りきって電話の改革をするにしてもどの範囲で考えるか、を明確にすべきです。


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