間違いだらけのネットワーク作り(781)2013/04/20
「一番豊かになったIT資源」

 
先週土曜日、無事に京都研究会を開催しました。  「無事」とつくのは、当日午前5時半に淡路島で震度6弱の地震があったからです。   しかし、遅刻した人が何人かいたくらいで予定の34人全員が参加できました。 天気は1週間前の爆弾低気圧と打って変わって、すばらしい好天でした。   結果的には幸運な会だったと言えます。 

 今回が14回目だったのですが、13年前に1回目の講師をしてくれたAさんが久しぶりに参加してくれたのが嬉しかったです。 冒頭のあいさつでは1回目 の集合写真を映して話しました。 Aさん含め、今回の参加者のうち6人が第1回にも参加していました。 当時の写真を見ると経年変化が分かります。

 京都研究会の模様は集合写真や講演の要点をITproの新しいコラムに掲載しました。 22日(月)に公開されます。 テーマは「クラウ ド、ビッグデータの”発想”を生かす」です。
 
一番豊かになったIT資源
 

  京都研究会での私の講演テーマは「これからの企業ネットワークは”豊かさ”活用がポイント−LTE人口カバー率100%目前、ホットスポット停滞、ス マートデバイス全盛時代の考え方」でした。 その中で、ちょっと脇道にそれた話として、この10年間で一番豊かになったIT資源は何だろう、ということを 話しました。  CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク等、あらゆるIT資源が著しく安価になり、同時に高性能になりました。 これが”豊かさ”です。

  IT資源というとハードやソフトに眼が行きますが、実はもっとも豊かになったのは「人材」ではないか、と思っています。 講演ではiPhoneアプリ を作って、月10万円の小遣いをかせぐ中学生やフライトシミュレーターのプログラミングをする高校生の話、小学生や中学生を対象としたプログラミング・コ ンテストのことを話しました。  スマートデバイスやパソコンのプログラミングがさくさくと出来る少年少女たち。 

  ソフトウェアの世界でプロとアマの境界は消えたのです。 そして人材は山のように増えている。 IT少年少女のような優秀な人材は大手IT企業や、大 企業のシステム部門にはほとんどいないでしょう。 自分で作ることを軽視し、下請け・孫請け構造で仕事をしているからです。  IT人材の裾野は大きく広 がった。 しかし、「プロ」がいるはずのIT企業やシステム部には古い頭と技術しか持たない人が多い。 自分の頭と手を使ってモノ作りする人がいない。 

  大企業ではIT部門以外に、優秀なIT人材が隠れているはずです。  それをいかに活用するかが面白いテーマになるのではないでしょうか。  

 
*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。 

 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


ホームページへ