間違いだらけのネットワーク作り(770)2013/01/26
「東ガス・ショック、への感想」

 先週から今週にかけて夜も含めたイベントが多く、うまく乗り切れるかな、と思っていました。  一番大事に考えていたのは22日火曜日にNTT西日本で 行っ た講演(写真)です。  昨年11月の日経コミュニケーションに書いた、「フ レッツの『次』が欲しい」を読んだ研究開発センタの方から、内容に共感したので話をして欲しい、と営業を通じて依頼があったのです。  NTTグ ループの会社から講演依頼が来るなどめったにないことなので引き受けました。  研究開発センタは新しいサービスを企画・開発しているところなので、私も 何か仕事のヒントが得られるのではないかと期待して出かけました。  

 場所は電話局として建てられた古いビルで、講演会場はもともと交換機室だったとのこと。  電話局独特のケーブルの匂いを久しぶりに嗅いで、なつかしく 思いました。  約60人の方が参加。  中高年の人が多いと予想していたのですが、3分の1くらいは女性を数名ふくむ若手で、全体に若いのが意外でし た。  新しいことをする部門だからかも知れません。 とにかく、自分の後輩である人たちに話すのは、お客様相手のセミナーよりはるかに楽しいものでし た。  聞いてくれた皆さんに役立ったかどうかは分かりませんが、何回か笑ってもらえたのはいつもの講演と同じでした。 話の内容の一端は日経コミュニ ケーション3月号に書きます。   


 

「東ガス・ショック、への感想」

 
月曜日にITproに掲載されたコラム、「東ガ ス・ショックから10年、IP電話の今とこれから」は10年前のことを知らない人には響かないのでアクセスは少ないだろうと思っていたのですが、 当日のアクセスランキングで7位とけっこう読まれたようです。 

 Tweetは少ないですが、「懐かしい」という感想を持った人が当然ながら多いようです。 このコラムでは電話には硬い電話と軟らかい電話がある、とい うことを書きました。 これからは軟らかい電話をうまく利用することが重要、といった趣旨です。 しかし、電話の基本は「ちゃんとつながって、音がいいこ と」です。 これがないと、付加的な機能がいくら良くてもダメですね。
 
 最近、スマホ用IP電話を会社ぐるみで営業マンに使わせているところがあります。  たまにこちらから電話すると、音質の悪さに閉口させられます。 聞 き取れないほどの悪さではありませんが、音が悪いと話をする気になりません。 電話を早く終わらせる効果があるので、それもいいかも知れませんが。

 電話は「ご飯」のようなものだと思います。 おかずがいかにおいしく出来ていても、ご飯がまずいと台無しです。  利用が減っているとは言え、主食であ ることもご飯と似ています。 いざと言う時のコミュニケーションは電話に限ります。

 企業ネットワークのビジネスにおいてIP電話で利益を出すのはけっこう大変ですが、仕事が継続的にあるのは電話のいいところです。  欠点は手間がか かって、手離れが悪いこと。 「電話機」を対象としない、VoIPゲートウェイまでのデータ・音声統合ネットワークなら簡単ですが、電話機まで仕事の範囲 に含めると大変です。    

 コラムではレガシーも当分残る、と書きました。 そのとおりだと思います。 しかし、今手がけている私の仕事はIP電話化です。  IP電話で「硬い電 話」をご提供する、これが基本です。 軟らかい電話としては複雑なことをやるつもりはなく、単純なツールで良い、硬い電話と連携なぞさせるものか、と考え ています。


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