間違いだらけのネットワーク作り(768)2013/01/12
「スーパー・ユーザーのネットワーク」

 
9連休明けの仕事始め、生活リズムが思い切り変わるので大変でした。  今年最初の出張は木曜日の札幌日帰り。  最高気温がマイナス5 度ということで、どんなに寒いのだろう、と思いつつでかけました。  屋外に出ている時間はほとんどないので、暖房さえちゃんときいていれば平気なのです が北海道電力管内は7%の節電がされているはずなので室温が低いといやだなあと思っていたのです。  結果はまったくの杞憂で、室内はポカポカでした。   ふだんいる品川のオフィスでは上着がないと耐えられないのですが、それより暖かです。

 唯一寒いのは札幌駅2階のホームで電車を待っている時間です。 10分弱の待ち時間だったのですが、指定券を買って座席を確保し、電車が入線する直前ま で1階の待ち合わせコーナーにいました。 巨大なガスストーブがあって、それを2重にベンチが囲んでいます。  ここにいると、北海道だなあ、と実感でき ます。

 JUASでの講演まで2週間足らずになりました。 前回書いたように今年は実利を目的としたOpenFlowの導入が進むと思います。  OpenFlowについてのスライドを30枚ほど用意しました。 スマートデバイスの活用としては最近引き合いの多い、TV会議システム/サービスをデモ を交えて紹介します。 

 「脱・ cisco、ツルハ・モデル、LTEで実現する 企業ネットワーク革新の最新動向と先端事例」 


 


「スーパー・ユーザーのネットワーク」

 
火曜日に社内の人から電話があり、「ネットワークがこれからどうなるか、意見を聞かせて欲しい」と言われました。  先週のこのコラムを 読んだのでしょう。  金曜日の朝、この人が担当している企業のネットワークの現状をざっと聞いたあと、1時間ほどディスカッションしました。

 この企業はいわゆるスーパー・ユーザーです。 スーパー・ユーザーとはネットワークの専門家と同じくらいのレベルの人がいる会社、という意味です。 中 にはメーカーのSEより自分の方が上、と思っている人もいるでしょう。  当然ながら、ネットワークはグローバルなものです。  スーパー・ドメスティッ クな私には合わないのですが、まあ、何かの役には立つかも知れないのでいろいろ話しました。

 メインの話は、グローバルなネットワークなら、先ずデータセンターの配置をどうするか、世界地図を広げて検討することからやったらどうか、というもので す。 国内にしか事業所がないのにデータセンターをアリゾナに置いている企業の話や、グローバル企業で欧州の売上が多く、社員も多い企業が、欧州のデータ センターをイギリスとかドイツには置いていない。 ユーザーから離れた南アフリカに置いている。 理由は@時差がない、A英語をしゃべる、B人件費が安い の3点だ、といったことを話しました。

 データセンター間のネットワークでOpenFlowをどう使うか、などというミクロな話より、世界地図の上でDCの配置を考える方が大事だし、面白いこ とです。 ということで、相手の人は理系の人だったのですが、「僕は大雑把なところで勝負する文科系の人間なので、ミクロな技術は追求しないの」という話 で締めました。

 スーパー・ユーザーは技術を深く追求したがるのですが、ユーザーにとって大事なのはWHATを決めることであって、HOWを追求することではありませ ん。  相手をするこちらもミクロに走ってしまうと、無駄な検討ばかりが増えることになります。 マクロとミクロのバランスが重要です。


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