間違いだらけのネットワーク作り(755)2012/09/29
記事評「スマートフォン活用の実像」

 先週木曜日に行ったデータ通信協会での講演のアンケートから、事務局が感想をまとめて送ってくれました。
「面白い非常に面白い。通常は退屈であるが実例を多く取り入れ楽しく時間が過ごせました。」
「視野拡大、スキルアップにつながるセミナーでした。ありがとうございました。」
「日本はまだまだ頑張れると思いました。元気をありがとうございます。」
 といった好意的なコメントをたくさん頂きました。 元気、が大事ですね。

  
11月8日16:45−17:30「脱・ Cisco、脱・光ファイバーで革新する企業ネットワーク」(セミナーコード3−G)

11月9日16:45−17:30「脱・ Cisco、脱・光ファイバーで革新する企業ネットワーク」(セミナーコード2−N)

記 事評「スマートフォン活用の実像」
 
 日経コミュニケーション10月号の特集です。 スマートフォンだけの特集のように見えますが、そうではなく7月から8月にかけて上場企業3200社を対 象に行われた「企業ネット/ICT利活用実態調査」の結果をまとめたもので、「WANサービス編」や「BCP/クラウド編」もあります。 ここでは冒頭の スマートデバイスについてコメントします。

 結論は大見出しとして「スマートデバイス活用は小規模中心 通信費に見合う効果の見極めがポイント」と書いてあります。 現状をまとめるとこうなので しょうが、「これからはこんな事例を参考に、こういう観点でスマートデバイスを活用すれば導入が広がるだろう」といった予測や意見も書いて欲しいですね。

 意見を書く前に現状をサマライズすると、スマートデバイス導入企業は37.5%、最終的な展開規模を100台未満とする企業が7割近い。 導入目的は社 員の生産性向上が6割以上で、用途は「メール、スケジュール管理、グループウェア」が約8割。 内線電話4割、提案資料・カタログ等の閲覧が35%。 

 最終的な導入規模が100台未満、ということは効果的な用途を発見できてない、ということでしょうね。 ただ、見出しの結論にある「通信費に見合う効 果」というのは想定する用途を限定しすぎていると思います。 むしろ、スマートデバイスは通信が不要な使い方で用途が広がると思います。 ANAやユナイ ティド航空がマニュアルをスマートデバイスに置き換えたのもそうですし、この特集で紹介されている例ではアートネイチャーがヘアチャック専用装置を iPadで代替えしたのもそうです。 

 私のお客様の例では、ローン電卓を必要とする営業マンがローン電卓を買う代わりにiPadのローン計算アプリを使う、というのがあります。 アートネイ チャーの例も、この例も高価な専用機を買うよりもスマートデバイスの安価なアプリで代替する方がコスト削減できる、ということです。 カーナビやゲーム機 がスマートデバイスで代替されるのと同じです。

 カタログやマニュアルのペーバレス化は安価なタブレットの普及でますます利用が増えるでしょう。 専用機の代替えもアプリの充実で広がると思います。  通信費のかからない、コスト削減効果が分かりやすい用途として、「ペーパレスと専用機代替」が増えると思います。


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 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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