間違いだらけのネットワーク作り(752)2012/09/08
「iPadでのTV会議」

 先週は4泊5日で帰省していました。 8月は研究会旅行で松山に行ったのに続き、2回愛媛に帰ったことになります。  四国カルストとい う高原に行った帰り、砥部町に今年3月にオープンした坂村真民記念館に立ち寄りました。  坂村真民という名前は聞き覚えがあったのですが、どんな人物か はほとんど知りませんでした。  2006年に97歳で亡くなった詩人です。 「念ずれば花開く」という詩が広く知られ、世界700カ所以上に詩碑が立て られているそうです。  平明な詩ですが、それぞれの詩になるほど、と思わせるものがあります。 抒情詩ではなく、まじめな人生読本のような内容です。   65歳まで高校教師をしながら詩作し、その後詩に専念。  驚かされたのはその生活態度や自身による月刊誌の発行です。 ITproの今月のコラムでそ の一端を紹介します。


「iPadでのTV会議」

 先日、iPadを使ったTV会議システムを提案する機会がありました。  iPhone、iPadと言えばFacetimeを愛用してい ます。  1、2名で1対1のTV会議をするならFacetimeで充分ですね。  Facetimeの画質がどうコントロールされているかは分からない のですが、iPhone同士だと画面が小さいこともあって画質はまったく問題ありません。  こちらがiPadで、相手がiPhoneの場合はiPad側 の画質はかなり粗く感じます。  音声はいずれの場合も良好です。  

 MCU(多拠点接続装置)を用いる企業向けのTV会議システムは、主要なベンダーがiPadをサポートしています。  今回勉強させてもらったのは、ベ ンダーによってHD画質(1280x720)で使えるものと、SD画質(320x240)でしか使えないものがあることです。  HDとSDではまったく 鮮明さが違うので、ユーザーはHDを選びます。  これもスマートフォンのせいかも知れませんが、きれいなものに慣れたユーザーは低品質なものはもう受け 入れられなくなっています。  

 さらに教えられたことは、実はHDでiPadが使えるTV会議システムも、本当のHDではなく「HDもどき」であること。  AppleがiPadに映 像をHD表示するために必要なインタフェースを開示していないようです。 これが本当だとしたら、残念なことですね。  iPadでTV会議、というニー ズは強いと思います。

 iPadに限らず、タブレットの用途としてTV会議やTV電話は広がって行くと思います。 そこで気になるのが、これからの企業ネットワークでオフィス あたりの必要帯域幅はどの程度になるのだろう、ということです。 ここ数年、厳密な帯域設計などしなくても、余裕あるWANが作れる環境になっています。   しかし、画質のいい映像通信を使うユーザーが増えると必要な帯域と回線コストのバランスを気にしなければいけません。  どんどんタブレットが普及し て、ネットワークが変化するきっかけになればいいと思います。

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