間違いだらけのネットワーク作り(717)2011/12/03
「タブレットの最も効果的な用途」

 
今週は遠方への出張がなく、おとなしくしていました。  面白かったのは木曜日の午前中に2時間ほどかけて、提案書を一人で作ってしまっ たことです。  私が手掛ける案件では提案書は通常、100ページから150ページ程度で、数人から10人前後のプロジェクト・チームを作って書いていま す。  しかし、来週提案する相手は部長クラスなので「簡明」を旨とする提案書を作ろう、ということで講演用のスライドをベースに約10ページの提案書を 作りました。 ページ数は少ないですが、目的、ネットワーク構成、特徴、導入効果、見積もり、スケジュール、という提案書に必要な要素がきちんと入ってい ます。  自分でやっておいて言うのもヘンですが、「こんな提案書の作り方もあるのだ」と思いました。  提案書なんて、薄ければ薄いほど分かりやすくて いいのです。 来週の提案に対する反応が楽しみです。

 11月28日(月)に掲載されたITproのコラム、” iPadを生かすコツは「るるぶ」”はまずまずのアクセス数でした。


 
 12月7日に開催する「有賀貞一氏独立記念・間違い だらけ700回突破記念第35回情報化研究会」が来週水曜日に迫りました。 参加者は12月1日で30人に確定しました。 2年前の600回記念 も明治記念館で開催したのですが、この時は20人でした。  高い会費にもかかわらず参加者が増えて嬉しい限りです。
 

「タブレットの最も効果的な用途」

  
” iPadを生かすコツは「るるぶ」”でも述べているようにタブレットの最も効果的な用途は「見る、見せる、運ぶ」です。  実はこの話題を先週木 曜日のNEC九州支社の人との飲み会で出しました。 そうすると、Bさんが面白いことを教えてくれました。 コラムで「見る、運ぶ」の事例として「ANA がCA全員にiPadを配り、紙のマニュアルをなくす」というのを紹介しています。 Bさんによると、ANAがiPadを採用した背景にはANAより先に 米ユナイテッド航空がパイロットのマニュアルをすべてiPadに置き換えることを決めたことがあるのではないか、というのです。

分厚いマニュアルを iPad 1台に、米ユナイテッド航空

世界初!ANAグループ全客室乗務員 がiPadを携行

  上の記事にあるとおり、ANAのCAのマニュアルが2.1キロであるのに対し、コックピットのマニュアルやチャートは17キロもあるとのこと。 紙や 燃料の節約に効くのです。  そこで疑問がわきませんか?  「着陸態勢に入りました。 すべての電子機器の電源をお切りください」というアナウンスを思 い出してください。  飛行機の機器に影響を及ぼすおそれがあるため、客室でさえ、電子機器はoffにするのです。 コックピットで着陸の前にマニュアル を見なければいけない事態になったらどうするのでしょう?  iPadにはいつでも電源が入っていて、必要なときにすぐ見られないと意味がありません。   Bさんによれば、AppleはiPad発売前から航空会社と実験を繰り返し、コックピットでiPadを使うための認可を航空局から取りつけたのだそうで す。 
  
  さらにBさんに教えられたのはパイロットのマニュアルやチャートは27日周期で、大量にページの差し替えがあるのだそうです。  世界中の空港で、滑 走路の使い方などの変更があり、それをマニュアルに反映するためです。 パイロットはマニュアルの差し替えに相当の時間を取られているのだそうです。  iPad化することで、マニュアルの更新は一瞬のダウンロードで済むことになります。

  このように、ペーパーレス化というのは分かりやすい効果が得やすいのです。  タブレットの導入を難しく考える必要はないですね。 あと、iPadに するか、Androidなのか、はたまたスレートPCなのか、と迷うかも知れません。  しかし、るるぶを目的としたアプリは汎用的なものを購入して使え ばいいのだから、自社開発で高額な費用をかける必要がなく、3年後に別のハードウェアに変えても大きな損失にはなりません。  さっさと決断することの方 が大事です。

  それにしても、Bさんはパイロットのことに何故、詳しいのでしょう?  それはBさんがボーイング767等のジェット旅客機を飛ばすライセンスを持っ ているからです。  ライセンスを維持するには1年に4時間以上、実際に飛行機を飛ばさなければいけないそうです。  今年は夏に韓国で飛ばしたとのこ と。  BさんはふつうのNEC社員なのですが、ジェット旅客機のライセンスだけでなく、話しのネタにするときりがない人です。

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 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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