間違いだらけのネットワーク作り(706)2011/09/17
「パソコンとiPadの関係」

 
水曜日の朝、山手線で座っている私の前に立った人が、カバンから日経コミュニケーションを取りだして読み始めました。  今どき電車で専 門誌を読む人なんて、めずらしいなとながめていたのですが、さらに驚いたのは私のコラム、「間違いだらけのネットワーク作り」を読んでいたことです。   私のコラムは最終ページにあるので、裏表紙の広告ページ(専門用語では表3といいます)が見えていることで分かったのです。  1600字ほどのコラムな のですが、5分くらいかけて熱心に読んでいました。  テーマは”プロマネは「責任」の前に「5つの権限」を持て”というものです。 30代半ばくらいの 男性なので、そろそろプロマネを任される年齢です。  私と同じ品川で下車したのですが、さすがに声はかけられませんでした。  品川に はNTTデータ、NTT東、NTTドコモ、NTTコムウェアと、NTTグループのビルが多いので、NTT関係の人かも知れません。 自分の読者と電車で遭 遇するとは、嬉しいことです。 おかげで1日、気分良く過ごせました。

  

「パソコンとiPadの関係」

 
今週、お客様とiPadアプリの会話をする中でパソコンとiPadの関係が話題になりました。 iPadを数10台試行的に導入している 企業なのですが、iPadはPCとはまったく違う新しい用途があるのではないか、それを探している、という意味のことを言われました。 たしかに、そんな 用途があります。 例えば、電子カタログ・電子メニューもその例でしょう。  使いやすさ、軽さ、安さ、という特徴を持つiPadは、電気製品の売り場や レストランなど用途と使う場を大きく広げました。

 私からは補完関係の例と、ITの裾野を広げた例を紹介しました。 補完関係というのは自分自身が事例です。  オフィスでは軽量ノートPCを無線LAN で使っており、提案書や講演資料をPowerpointで作ったり、メールを書いたりするのですが、これは「キーボード+マウス」というPCのUIの方が iPadよりはるかに生産的です。  出来あがったプレゼン資料はiPad用のアーカイブファイルに変換して、iPadに入れて使っています。 アプリは 私のチームで開発したCP2010SPで す。  私のPCはシンクラではないので持ち出せません。 iPadには講演資料やカタログなど「公開」を目的とするコンテンツを格納するので、持ち出し のリスクがほとんどありません。 第一、軽くて薄いので持ち歩きが楽です。  この日はお客様が3人だったので、プレゼンはiPadの画面で十分で、プロ ジェクターは不要です。 動きが軽やかで画面がきれいなので、効果的なプレゼンが出来ます。 コンテンツの作成はPC、持ち歩きとプレゼンはiPad、と いうのが私のPCとiPadの使い分けです。

 ITの裾野を広げた例は私のお客様です。 WiFiタイプのiPad+モバイルルータを1000セット導入されたのですが、これまでノートPCではコス ト的に配布が難しかった一部の外販の人にもiPadを配ったところ、とても喜ばれたそうです。 この方たちはITのヘビーユーザーではなく、メールとスケ ジューラ−程度が使えれば十分なのだそうです。 
 
 市場全体を見ると、PCの売上は減少傾向、iPadを含むタブレッ ト(80%がiPadなので、タブレット≒iPadですね)が増加傾向なのは、PCとiPad間で補完関係より代替関係が強いことを示すものです。 コン シューマーはビジネスマンと違って文章やスライドなどのコンテンツを作る必要性が低く、Webが見れて、ゲームが出来て、ビデオが観れればよいのでしょ う。 そうなるとPCは不要です。 しかし、ビジネスの分野では補完関係の方が強いのではないかと思います。

 まとめると、PCはコンテンツを作る道具、iPadはコンテンツを楽しむ道具、ということになるでしょうか。


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