間違いだらけのネットワーク作り(702)2011/08/20
「歩くケータイ実験室:050plusの話」

 
昨日は札幌へ日帰りで出張しました。 私が羽田を発った直後に東京は大変な雨に襲われたらしいですが、札幌はさわやかな好天でした。   しかし、羽田が悪天候の影響を受けると機材がやりくり出来なくて帰りの飛行機が危ないのではないかと思い、客先へ向かうクルマの中でチェックすると私が予 約した便は大丈夫だったのですが、同行した2人の便が運悪く欠航になっていました。  もともと今の時期の北海道は観光客のピークで、2週間前に予約した 時点で残席が少ない状況でした。 同行の2人は私と同じ便が取れず、10分後の臨時便にしたのですが、それが明暗を分けました。  当日便はキャンセル待 ちも入らず、かといって一晩札幌に泊まっても土日の便がすべて満席なので、乗れる保証がないのです。

 2人の取った行動はすばやく、クルマの中で札幌−仙台便を予約し、仙台から新幹線で帰京する、というルートを確保しました。  皆の感想は「やっぱりス マホは便利だ」。  プレゼンと商談は上々の首尾に終わり、5時半頃千歳空港に着くと私が乗る予定の18時の便は18時45分に遅延し、その後さらに19 時10分まで遅れました。  ANAのラウンジに行ってみると、もともと狭いこともあり、満席。 10分近く待って席を確保し、ビールを飲みながら原稿の ネタなど考えて時間をつぶしました。  原稿を考えるのに重いパソコンなど持ち運ぶ必要はなく、いつものようにノートと万年筆を取りだして、テーマを書 き、キーワードや短い文章を箇条書きに並べて行きました。  後で、これを見ながらパソコンで文章を組み立てていけばいいのです。

  
「歩くケータイ実験室:050plusの話」




 札幌へ行く前日の木曜日は、お客様と懇親会をしました。  飲み放題で5000円ながら、まぐろの兜焼(写真)、鯛やひらめの刺身など、海の幸が多い、 お得感のある宴会でした。 もちろん、割り勘です。  そこで出た話題がNTTコミュニケーションズが7月に始めた050plusです。  ITproから記事を引用すると、

”NTTコム、050番号使えるIP電話アプリをiPhone向けに公開(7.1  nikkeibp)
 NTTコミュニケーションズは2011年7月1日、スマートフォンから050番 号で発着信できるIP電話サービス「050 plus」を開始すると発表した。まずiPhone 3G/3GS/4を対象にサービスを提供する。
 050 plusは、IP電話専用に割り当てられている050番号を使い、携帯電話網や無線LAN経由で他のIP電話、固定電話、携帯電話、PHSと通話できる サービス。App Storeで公開されているアプリをダウンロードして利用する。初回にユーザー情報やクレジットカード情報などを登録する必要がある。

 050 plusの基本料金は月額315円。050 plus同士やNTTコミュニケーションズのIP電話サービス「OCNドットフォン」、提携プロバイダのIP電話への通話料金が無料になる。固定電話や非 提携プロバイダあての通話は、全国一律で3分8.4円。国内の携帯電話あての通話は全事業者一律で1分16.8円”

 NTTコムがソフトバンクのユーザー向けのサービスを提供するのが面白いですね。  ソフトバンクの通話料は他社や固定電話宛がホワイトプランで42円 /分、Wホワイトで21円/分と高いので、パケット定額4410円をフルに使うユーザーで、他社・固定への電話をよく使う人はメリットを出せます。 

 さて、音質はどうなんだろう、という話が出たのですが、私の隣に座っていたAさんがその場で実験してくれました。  Aさんはケータイ・オタクです。   いつも首から黒いフィーチャーフォンをぶら下げており、右手には別のフィーチャーフォンを持っています。  カバンの中にはiPhoneと、WiMAX のモバイルルーターが入っており、自宅に帰ればiPadも、iPad2もあるのです。 必要だから3台のケータイとモバイル・ルーターを持ち歩いている訳 ではなく、好きだから持ち歩いているので、ふだん役に立つことはない、ハズです。 しかし、今回は役に立ちました。

 まず、ふつうにiPhoneから3GパケットでAさんのフィーチャーフォンに電話をかけました。  遅延が大きくて、iPhoneではちゃんと聞こえま すが、フィーチャーフォン側の音は小さくて、やや聞きとりづらかったです。  次に、WiMAXのモバイルルーターにiPhoneをWiFiで接続して、 同じくフィーチャーフォンに電話をかけました。  遅延が3Gよりずっと少なく、音も両側とも鮮明でした。 簡単な実験ではありますが、Aさん、歩くケー タイ実験室のようだ、と見ていておかしくなりました。

 安くて快適なモバイル生活は、WiMAXルーター月額3880円(初年度は実質3000円弱)を使い、端末はiPhoneを解約してWiFiのみで利 用。 iPadだろうが、PCだろうが、必要があれば同時にモバイル・ルーターに接続して使う、というのがいいかも知れません。  常時待ち受けは難しい ですが、NTTコムのサービスは留守電メッセージがメールで届くので、メールチェックのときに、着信した電話のチェックも出来ます。  急用には対応でき ないですね。

 近々にAndroid端末向けの050plusも始まるようです。 さて、こんなサービス(?)どれだけ使われるのでしょう。  実験は面白いですが、 私は使いません。
 
  

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