間違いだらけのネットワーク作り(686)2011/04/30
記事評「ネットワーク『見える化』の決め手」

 
昨日から10連休のGWに入りました。 ここ2、3年、5月の連休は四国の実家に帰ることにしており、昨年は徳島の山に行ったので、今年 は瀬戸内海を渡って尾道に行こうと思っています。おだやかな瀬戸内の海を眺め、おいしい海のものを食べるのが楽しみです。
 日経コミュニケーション5月号に「『想定外』などない、『想定不足』だ」というコラムを書きました。  東京電力の社長は大津波が損害賠償の免責理由に なりうると記者会見で述べたそうです。 肝心な時に職場を放棄し、病院に逃げ込むような人物なのに、よくもあつかましいことが言えたものですね。  過去 に大津波があった事実を知り、これまで再三にわたって安全性に対する疑問を呈されていたにもかかわらず、利益追求第一で何の対策も取らなかったのは東電で す。 想定外ではなく、想定不足。  独占的大企業は何があっても守られると思っているのでしょうか?  

5月25日開催:ICTセミナー「オープンフ ロー、次世代 WAN、スマートデバイス(Android端末、iPad等)が拓く企業ネットワークの新時代」

記事評「ネットワーク『見える化』の決め手」

 日経コミュニケーション5月号でネットワークの見える化の特集をしていました。  何か画期的なことが出来るといった話題ではなく、地味ですが役に立つ 内容です。  特にフローベースでトラフィックをとらえることがネットワーク利用の変化に気づくために重要、というのに共感しました。

 大規模なネットワークではサービスの一環として月次レポートの作成と定例会をやっています。 月次レポートでは障害の発生対応状況や今後予定されている イベントの報告とともに、回線やネットワーク機器のキャパシティ管理のため、トラフィック・レポートをしています。  回線ごと、機器ごとのトラフィック やCPU使用率をグラフ化したものです。  グラフの中には特定の日時に極端にトラフィックが上がっていることがあるのですが、その原因がなかなか特定で きないのです。

 トラフィックの測定が回線収容ポートでの上り・下りのトラフィックの総計なので、どの区間で流れているトラフィックが多いのか、どのアプリケーションが 原因なのかつかめないのです。 フローでトラフィック情報を取得する、NetFlowやsFLOWに対応したネットワーク機器ならモニターする装置にフ ローごとの情報を転送でき、ポートのトラフィックを送信先別とか、ポート番号別(ほぼアプリケーションが特定できる)に分けて見ることが出来るのですね。   ルータ/スイッチ製品の多くはこれら2つのいずれかを実装しているそうです。

 ネットワークを新しいネットワークに移行するときも、フローを押さえておくことが重要です。  大きなネットワークでは情報部門が管理していないファイ ルサーバなどをグループ会社が導入し、データセンター以外の拠点を中心にフローが出来ていたりします。  これを知らずに移行すると、その方法次第では ファイルサーバと拠点間の通信が出来なくなることもあります。

 ネットワークの運用に支障を来たす事態になる前に、これまでにないフローが発生したら、自動的に通知するような仕組みがあると便利ですね。  

 5月25日のセミナーではネットワー クの動作原理自体がIPルーティングではなく、コントローラが集中的にフローを制御し、各ネットワーク機器のフローテーブルを管理する「オープンフロー」 の仕組みや製品、事例の解説があります。  ネットワーク技術として久しぶりに面白い話題だと思います。 
 
 

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