間違いだらけのネットワーク作り(683)2011/04/09
「停電でも使える電話(2)」

 
先週の京都研究会は45人が京都駅前にあるキャンパスプラザ京都に集まり、盛会でした。  冒頭で東日本震災で亡くなった方へ黙とうをさ さげ、あとは私とNTTコミュニケーションの堤さん、Ageetの岡崎さんの順で講演しました。  感想をメールで送ってくれた方も何人かいます。 2人 のメールをご紹介します。
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・松田さんお得意の「歯に衣着せぬ辛口トーク」が随分マイルドになったなぁということ
・ペーパーレスという随分昔からあるテーマは切り口を変えてまだまだチャンスがあるということ
・新しい世代の新しい常識を知って「底引き網」で何を獲っていくかを考えることが重要
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今回参加させて印象に残っているのが、
 ・オープンフロースイッチ
 ・ペーパレス
 ・スマートデバイスのビジネス展開
 といったところでした。
  ニーズとしては新旧混在してますが、どれもが視点によってはビジネスになり得るものですので、
個人的にも日々アイデアを練っていきたいと思いました。 
次回も是非参加させて頂きたいと考えておりますので、宜しくお願いします。
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「停電でも使える電話(2)」

   先週、ITproの停電時でも使える電話についての記事にコメントしました。  その直後に会員の方、二人から長いメールが来ました。  参考になるの でご紹介します。
 あらためて思うのは、ふだんはあまり使わなくなった電話も必需品であることは変わりない、電話は奥が深い、電話について語りたがる(?)人は多い、とい うことです。
 
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20110329/358836/

Aさんからのメール
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 歴史は繰り返すのとおり、大規模な災害が起きると必ず出てくる、
「停電でも使える電話」の話題です。
 3/11以来、「停電でも使える電話」の話を聞きたいという企業の
方に説明に出向く機会がちょくちょくあります。

 出先の事業所などで、どのようになるかを知っておきたいそうで
す。特に、6月以降の電力需要が増える時期、計画停電が実施され
た場合の各出先での影響を把握しておきたいようです。

 家庭の電話ではIT Proの記事で概ねよいのですが、ナンバーディ
スプレイを契約していると、うまく着信に応答できないなど、アナ
ログでも問題がでます。また、知っていても、つい忘れるのはコー
ドレス電話機。普段、子機ばかり使っていると、停電でも使える親
機はどこに・・・。あるいはドアホンが使えないなどいろいろと出
てきます。

 これが事業所の電話となると、話は結構複雑になります。建物
内までの回線も、アナログだけれどもRSBMになっていたりとケー
スバイケース。
 訪問して説明した企業の担当の方には、確認していただく事項
を教えてあげるのですが、担当の方曰く、「結構、確認事項があ
るのですね」とどの企業の方もいわれます。

 われわれがPBXを設計する場合、停電、PBXの故障などが発生し
た場合、どの程度、通信を確保できるようにしておくかを、お客
様と検討し、収容する回線の種別、発信、着信の方式、利用する
ネットワークサービスとPBXの構成を決めていくのです。

 最近は、通信コスト削減でひかり電話などのIP電話サービスを
利用し、一般回線をほとんど残さないケースも多くあり、停電時
や災害時、機器故障時に問題が出ることを承知で使用されていて
も、いざ長時間停電や災害となると、「社内で大きな問題になっ
てしまって困った」という声があがってくるようです。
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Bさんからのメール
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松田様

 いつもメルマガ 楽しく拝見しています。

 日経networkは 家庭用の電話回線での停電時の
 利用可否ですが、会社などでも ちゃんと設計すれば
 停電時でも アナログ、ISDN回線 どちらも 電話の
 受信、発信ができます。ご参考までに。

1)ダイヤルインを組んだ場合の停電対策(アナログ回線)

 停電で使える電話として、アナログ電話は ありますが、
 ダイヤルインとしている場合は、単純に電話交換機を
 組んでいると 使えません。 ただし、着信用回線を
 使って、停電時に 回線をアースにつなぐ構成を
 電話交換機と電話局との間で組み、停電時には
 ダイヤルインを電話局で止める構成をすれば ダイヤルインの
 回線でも 契約回線の番号のみ 利用できます
 (詳しくは 御社の電話担当部署に聞いてみてください)

 http://e-tsa.net/_gaisentyakusin/gaisentyakusin_01-05-01.html

2)ISDN回線の停電対策

 ISDN回線でも 電話局−電話交換機−特殊なISDN回線用
 電話機という構成で ISDN回線で供給される電源で 特殊な電話機を
 稼動させる 形で 停電時に使うことは可能です。 もっとも この特殊な
 電話機は 1台定価6万円と高価で(数年前の値段ですが)
 停電時に 自動的に電話交換機内のリレーが切り替わり 
 電話局ー特殊なISDN回線用 電話機という
 直結接続できるよう、設計しておく必要があります

  NEC 24ボタンISDN停電デジタル多機能電話機
 http://www.necinfrontia.co.jp/aspire_x/spec_line.html

3)その他

 乾電池があれば、乾電池稼動のTAもあるので ISDNで
 電話の受発信は できないわけでは ありません
 ただ、乾電池が 中々 入手できないので 通電中に
 二次電池に充電して 計画停電の3時間を乗り切るというような
 使い方が 関の山かもしれません

 昔電話の担当だった際、大規模拠点は 1)の方法を、
 数人しかいない事務所では 2)の方法を 使って停電対策を
 していました。

 多分こんな知識は SIerさんでも 一部の方、特に 年齢の
 上の方しか ご存じないと思います。
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  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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