間違いだらけのネットワーク作り(679)2011/03/12
「長い夜」

 
東北地方太平洋沖地震で一瞬にして亡くなった多くの方のご冥福を心から祈り、被害に会われた方々にお見舞い申し上げます。 そうでなくて も弱くなっているこの国で、なぜこんな悲惨な天災が起こらなければいけないのだろうと思います。  この地震が経済社会にどれほどの影響を持つのか想像も つきませんが、大きなマイナスであることは間違いありません。  しかし、痛手は大きくても、ひるむことなく立ち直るしかありません。

 なので、毎日の仕事はしっかり継続するし、京都研究会も予定どおりやります。  京都研究会は現時点で29名参加予定です。  申し込みは3月31日 (木)まで受け付けます。 今回は会員でない方からの申し込みもかなり来ています。 非会員の方もご参加ください。

第12回京都研究会(4月 2日)のご案内

「長い夜」

 11日午後3時前、品川の自社オフィスにいました。  しょっちゅう外出するのに自社にいたことは幸いでした。  たまたまトイレにいたのですが、 大 きなビルが「ミシーリミシーリ」と、不気味な音をたてながら大きく揺れるのです。  「地震の訓練なんて、やったって無意味。 どうせ来るわけない」とい うのが、これまでの感覚でした。  いざ、来てみると「来る時は来るんだなあ。 このビル、くずれそうなくらい揺れているけど、このままくずれて死ぬのか なあ」などと思いながら、壁に手をついて倒れないようにしていました。 机があれば下にもぐるのでしょうが、トイレに机はないし、床にはいつくばったりし たら、きたないです。  

 2分ほどの揺れがおさまったかと思ったら、10分もしないうちに大きな余震が来ました。  ちょっと感心したのはこのビルの防災センターです。 揺れが 収まりきらないうちに「ただいま当ビルの地震計が震度5を記録しました」と冷静なゆっくりした口調でアナウンスしました。 以後、朝まで1時間おきくらい に「余震が続いています。 ご注意ください。・・・ 当ビルでは照明、空調の運転を継続します。 ご安心ください」と放送していました。  帰宅難民に とって、照明と暖房のある場所ほどありがたいものはありません。  JR品川駅は夜9時ころに難民を駅ビルから締めだしました。  そのうちの200人く らいが解放された、うちのビルのロビーで夜を過ごしたのですが、ロビーに空調はないのです。 

 徒歩で帰宅できる人は5時前から帰宅をはじめ、200人あまりが帰宅難民としてオフィスで過ごしました。 こんな長い夜は初めてでした。 徹夜の経験は ありますが、徹夜というのは仕事に追われているときで、時間があっと言う間にすぎてしまいます。 余震が数分おきに起こる状態で朝を待っている難民にとっ て、夜は長いです。  結局、朝になっても余震は止まないばかりか、地震が飛び火(?)して中越で震度6の大きな地震が起こったりして、「この地震は収束 するのか?」と疑ったくらいです。

 それでも6時を過ぎると、窓の外が明るくなり長い夜の後にすばらしい好天の朝が来ました。 太陽の光とあたたかい炊き出しのごはんは人を笑顔にしまし た。

 今、こうして帰宅できて、この文章を書いていられることに素直に感謝します。

         

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  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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