間違いだらけのネットワーク作り(673)2011/01/29
「スマートデバイスと情報共有」

 年が変わって、講演依頼の件数は落ち着いてくるかと思っていたのですが、気がつけば1月、2月の2カ月で9回講演することになっていました。  講演す ると、それを聞いた方から講演依頼されることが多いため、講演すればするほど依頼も増えるのです。  先週行った大阪での講演のあと、面白い依頼がありま した。  土曜日に全社員を集めるので講演して欲しい、というのです。  大阪が本社なのですが、東京や名古屋の社員はテレビ会議で聞くそうです。  面 白いので引き受けました。 

 今週は火曜日にJUAS(日本情報システム・ユーザー協会)の情報共有部会で講演しました。 テーマは「最近の企業ネットワークのトレンドとスマートデ バイスの活用」です。  今週はこの部会の感想を書くことにします。

 31日(月)にITproの新しいコラムが掲載されます。 テーマは「”同 質化”が進むiPhoneとAndoroid端末」です。  かなり面白いと思いますので、お読みください。

「ス マートデバイスと情報共有」

 
情報共有部会は名前のとおり、ポータルやグループウェアなど、ITを活用した効果的な情報共有を研究する部会です。  火曜日は40名あ まりが参加していました。  誰でも知っている有名企業の方ばかりでした。 年齢はさまざまですが、30代が多いように見えました。  5、6人で一つの グループになり同じテーブルを囲んですわっていました。  ふんいき的には大学のゼミのような感じです。

 私の前にガートナーの人と、ドコモの人が講演。 お二人の講演はオーソドックスなスライドに書いてあることを話す講演で、私の講演はスライドに書いてあ ることより、書いてないことを話す時間が長い、いつもの漫談形式です。  以下にガートナーとドコモの講演内容から、いくつか内容をピックアップします。  

ガートナー講演「スマートフォン等の新デバイスと情報共有」
○「スマートフォン」の定義:携帯電話端末のなかで、オープンOSを採用し、サードパーティによるアプリケーション開発が可能なソフトウェア開発キットを 提供することで開発者コミュニティが形成されている製品。
→めずらしい定義ですね。 私の講演ではケータイで電話を使いたい人はいない、インターネットが使いたいのだ、ということをデータで示した後、「スマート フォンとはインターネットが使いやすいケータイ端末です。 技術的な定義などいりません。」と別な定義を言っておきました。 

○ワークプレイスの拡大:出勤途上や外出先でモバイルワーク機会が増えている
→スライドのグラフを見ると帰宅後や休日に自宅でするモバイルワークをする人のパーセンテージが7割を超えており、出勤途上の4割や外出先の6割程度を上 回っています。 自宅でサービス残業が増えたのでは何のメリットもないですね。

ドコモ講演「スマートフォン/タブレットによる企業システムモバイル化の加速」
○ドコモのスマートフォンがすごく売れている
→28日の新聞には2011年のスマートフォンの販売目標を600万台としたことが出ていました。 さらに同日の第3四半期決算発表では今年度の販売台数 を250万台に上方修正したことが発表されました。 今年度で250万、来年度600万ということは来年度末には850万台以上になるということで、その 時点ではソフトバンクのiPhoneの台数をかなり上回っている可能性が高いですね。  これはドコモ1社でAndroidがiPhoneを抜いてしまう ということです。  スマートデバイスの世界で2年以上続いたiPhoneの天下が終わるということです。

ということで、私が興味を持ったことの一部だけを書いたのですが、まったく「情報共有」というキーワードが出てきませんでした。  講演の後、グループ ディスカッションにも加わったのですが、隣にすわった小松製作所の人に例の世界中で稼働している20万台を超えるブルドーザをリアルタイムに監視・制御し ている衛星通信システムについて質問しました。  ローンを払わないブルはすぐ止めて使えなく出来るそうです。  情報共有の話より、はるかに面白いで す。

*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。 
  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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