間違いだらけのネットワーク作り(661)2010/10/30
「LTEは何故速いのか?」

  今週は講演の秋、第三弾ということで大手町で2時間の講演をしました。 真新しいビルの会議室で気持ちよく話すことが出来ました。 それにしても急に 寒くなりましたね。  秋のさわやかさを楽しむどころではなくなり、肌寒い晩秋になってしまいました。 10月25日(月)にITproに掲載されたコラ ム、「Share&Shower というコミュニケーション」はアクセス数の推移がいつもとはかなり違ったようです。 ふつう公開初日が多くあとは減って行くのですが、今回は木曜 日がピークでした。  どうしででしょうね。  iPhoneとか、クラウドといったバズワードが入ってないので初日は目立たなかったけれども、何かが きっかけで内容が話題になったのでしょうか。  



 12月4日の情報化研究会はすでに申し込みが10人を超えました。 会員で申し込まれた方は会員ページに名簿がありますから、受け付けを確認してくださ い。  一般の方には受付確認のメールを送ります。  

2010年12月4日第 33回情報化研究会大会「2011年のネットワークを展望する」 


「LTEは何故速いのか?」


 日経SYSTEMS誌からの依頼で10月号から12月号まで、「企業ネットワークの新常識」という講座の連載をしています。  10月は 「WANは速度保証型が主役」、11月は「スマートデバイスでアプリ革命」、12月は「モバイルもブロードバンドに」というテーマです。 既に11月号ま で発行され、今は12月号の校正中です。  12月号の中ではLTEに触れています。 そもそも、LTEが3Gと比較して桁違いに速いのはなぜか、原稿の 一部をお見せします。

表1 3GとLTEの比較
  3G(W− CDMA/HSPA)       LTE
最 大速度 下 り:14M
上り:5.7M
下 り:300M
上り:75M
(20MHz、4×4MIMO使用時)
遅 延時間 300 ミリ秒〜500ミリ秒 数 10ミリ秒程度
周 波数帯域幅 5MHz 固定 5、 10、15、20MHz
変 調方式 QPSK、 16QAM QPSK、 16QAM、64QAM
多 元接続方式 CDMA OFDMA
マ ルチアンテナ な し 2 ×2MIMO、4×4MIMO

 表の下4つの項目、つまり周波数帯域幅が広いこと、変調方式の効率が高いこと、多元接続方式(端末に電波を割り当てる方式)が高度化していること、複数 のアンテナを使って経路をマルチ化していること、がLTEの速さの要因です。  詳しくは日経SYSTEMSをお読みください。  雑誌の文章もあくまで 「文学的理解」にもとづいて書いています。 眼に見えない電波をここまで細かく制御して光ファイバなみのスピードを実現するというのはすごいことですね。

 記事では技術的解説よりも、実用的なノウハウを主体に書いています。 スマートデバイスの話題ばかりが盛り上がった2010年ですが、12月はドコモの LTE、Xi(クロッシイ)がニュースになるでしょう。 それにしてもサービスの名前がなんだかなあ、という気がします。  ウレッシイとか、タノッシイ でも困りますが、もう少しいいネーミングがなかったのでしょうか。

*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。 
  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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