間違いだらけのネットワーク作り(655)2010/09/18
「iPadでシンクライアント?」

 今日から三連休。 天気も秋らしいさわやかさが感じられ出かけるには絶好なのですが、こうして机に向かって文章を書いています。  それでも、開け放っ た窓から風が入って気持ちがいいものです。  さっさと書きあげて、外出しようかと思います。

  10月18日ITproEXPO2010講演「3つのポ イントで考える次世代企業ネットワーク−新型広域イーサ、スマートデバイス(iPad等)の活用−」 は昨日、はやばやと満席になりました。 たくさんの方に申し込んでいただき、ありがとうございました。
 
「iPadでシンクライアント?」

 今週もいくつかの企業を訪問し、次世代WANやiPad応用ソリューションの話をしました。  iPadは企業の関心が高く、いろんな用 途を研究されています。  ただ、研究段階であって本格的に実用しているところはまだありません。  ニーズは多様です。  そんな中、iPadをシンク ライアントとして使うことを検討したり、既に導入を決定している企業が見受けられます。

 写真はシンクライアントの研究をしている企業で撮影させてもらいました。 ケータイで写したので「撮影」は大げさですね。  あくまでテストなのでサー バは自社で持たず、サービスを使っているそうです。 1台あたり月額5000円という料金は高いですね。  1年分の料金でiPadが買えます。  使っ てみた感想は日本語入力のわずらわしさ、無線LANにエンドユーザがなじめるかどうか(iPadが表示した無線LANから使うべきものを選択する操作)、 が気になるとのこと。 



   すでにiPadのシンクライアント導入を決めている企業もあります。  たとえば、会議システムの端末としての利用があります。  会議システムというの は離れた複数の場所で使うものではなく、役員会議のように一つの会議室の中でパソコンを使ったペーパーレス会議をするものです。  このパソコンを見栄え のいいiPadにしようと言うことです。  会議の資料のほとんどはPowerPoint、Excel、といったMS Officeの文書です。  これ はiPadで直接開くことが出来ないので、iPadはシンクライアントにして単なる表示装置として使おうという狙いです。

  意図は分かるのですが、もったいないなあと思います。  iPad一台あたりのシンクライアント化の費用が、iPadの価格の数倍かかるからです。   パソコンをiPadに置き換えることで、確かにきれいに表示できたり、アプリの作り方によっては使い方も便利になるかも知れません。 でも、費用対効果 はどうでしょう。

  iPadにはビュアーとしてのプレゼンテーション機能のすばらしさ、書籍なら12000冊が入るというたっぷりしたストレージ、そして何より「安さ」 という特長があります。  iPadのシンクライアントに違和感を感じるのは3つの特長のうち、2つを台無しにするからです。  

*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。 
  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


ホームページへ