間違いだらけのネットワーク作り(642)2010/06/12
「2010年代の企業ネットワーク講演予告」

  今週はInteropが開催されましたが、私は行きませんでした。  NECが展示している Android端末に興味があったのですが、見に行かなくてもWebニュースで十分情報が取れますね。

NEC、 同社製のタブレット型Android端末をデモ  
【Interop 2010:動画】NEC、Android搭載タブレット「LifeTouch」を参考出展

  この端末が面白いのは直接コンシューマーには売らず、クラウドサービスと一緒にB2B2Cで売る点です。 iPhoneやiPadとは違う土俵で勝負 する戦略です。  電子書籍リーダー、家電のコントロール、ゲーム、など様々な用途を想定しているようです。 既にサービス事業者との検討が進んでいるの でしょうね。 でないと端末の仕様をここまで決められません。  サービスの内容に応じて3G通信機能、赤外線通信、ボタンのデザイン変更、筐体のカラー バリエーション、アプリケーションがカスタマイズ出来るとのこと。

  iPadの6割弱の重さしかなく大きさも普通の単行本とほぼ同じのため、重くて大きいiPadより電車の中で使うには適しているかも知れません。 関 心があるのは2点。 価格とアプリケーションです。 価格がiPadよりかなり安くなれば魅力的です。 アプリケーションはAndroidのマーケットか ら自由に買えるようになるといいですね。  サービスプロバイダーがいちいちAPを開発していたのでは時間とコストがかかって、Androidである意味 がなくなります。

 7月1日明治記念館講演。 次世代WANへのネットワーク再構築が盛り上がっています。 iPhone/iPadについては提供側ではなく ユーザの立場か ら話します。
「〜次世代WAN、 Android/iPhone・iPadで劇的に変わる〜2010年代の企業ネットワーク 」

「2010年代の企業ネットワーク講演予告」


 7月1日の講演まで2週間あまりになりました。  講演のポイントを紹介します。
「次世代WAN、Android/iPhone・iPadで劇的に変わる、2010年代の企業ネットワーク」

1.企業ネットワークの動向
キーワード
 ・インパクトがあったKDDI 〜Wide Area Virtual Switch
 ・ベストエフォート型サービスから保証型サービスへ
 ・高まるLTEへの期待
 ・次世代企業ネットワークに求められるもの
ポイント
 iPadやAndroidがいかに盛り上がっても、ネットワークの仕事のベースとして企業ネットワーク(WAN)は大きいものです。  私はONS (オーダーメイド型ネットワークサービス)という名前で企業ネットワークの「企画・設計、構築、回線の選択・組合せと提供、ネットワーク機器、監視・保 守」をすべてサービスとして提供するビジネスをメインでやっています。  お客様にとってのコスト削減・スピードアップという実利、我々提供側にとっての 売上・利益という面ではiPadなどよりはるかに重要です。
 その企業ネットワークは次世代型の広域イーサネットやNGNで大きく動いています。  実際に設計してみると、これほどの効果が出るのかと言うくらいの 変化です。  ここ数年、Bフレッツに代表される、高速で安価だけど品質はそこそこで帯域保証もない回線を多用した設計は時代遅れになったのです。  高 品質・広帯域・低コストが実現できるようになりました。
 企業ネットワークの動向ではこのベストエフォートから保証型へというトレンドと、LTEに代表されるワイヤレス・ブロードバンドの進展、Android やiPhoneといったスマートデバイス、の3つの変革を中心に話します。

2.次世代企業ネットワーク(WAN)の実際
キーワード
 ・コンセプト(具体化すべき導入効果)
 ・ネットワーク構成例
 ・ネットワーク費用に占める回線コストの割合
 ・設計上の留意点
  −ポリシー・ルーティングの必要性
  −NGN フレッツVPNワイドの留意点
  −3G無線を固定通信に用いる際の注意点
ポイント
 ここでは次世代広域イーサネットやNGNを使ったネットワーク設計について具体的に説明します。

3.次世代LAN
キーワード
 ・次世代Ethernetの標準化、製品化動向
 ・次世代データセンタLAN
 ・プラスチック光ファイバの実用化動向
  −低消費電力、低コスト大規模LAN実現の期待
  −現在の製品化状況
  −プラスチック光ファイバのメリットとデメリット
ポイント
 クラウドの実体はデータセンタです。 データセンタにはサーバが集積され、その内部のネットワークはWAN以上に大規模化、複雑化しています。 ここで はデータセンタ向けに標準化が進んでいる次世代Ethernetや、10Gのレベルまで来たプラスチック光ファイバについて紹介します。

4.iPhone vs Android端末
キーワード
 ・「統一性」と「多様性」の戦い
 ・iPhoneが「加速度的に強くなる」理由
 ・スマートデバイスのビジネス活用の現状
 ・スマートデバイスとレガシー電話、メールとの連携
 ・eペーパーでワークスタイルが変わる
  −整ったeペーパー化の環境
  −電子書籍の波はオフィスのeペーパー化に波及する
  −iPadへの期待
  −コラボレーションは情報の共有と検索サービスから
ポイント
 キーワードでスマートフォンという言葉を使わず、スマートデバイスとしたのはiPadが電話ではなく、このコラムの冒頭で書いたNECのAndroid 端末も電話機能がないからです。 「高機能な小型ネット端末」という意味でスマートデバイスという言葉を使っています。 コンシューマーと違って、企業は 楽しいだけでこれを使うわけには行きません。  具体的メリットの出せる活用方法は何なのか、先進事例と今後の方向について話をします。

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  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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