間違いだらけのネットワーク作り(629)2010/03/06
「Android vs iPhoneと考えるのは間違い」(記事評 「迫る Androidビッグバ ン」 日経コミュニケーション2010.3.1)

 今週は火曜日に大手町でアナリスト向けにネットワークのトレンドを90分ほど講演し、水曜日はコンペで役員 プレゼンをやり、金曜日はNEC代理店向けのセミナーで70分話し、とにぎやかな1週間でした。  金曜の夜は今週のゴールに無事たどりついた、というこ とで四谷荒木町で大きなハマグリの入った寄せ鍋を食べ、おいしいお酒を飲みました。  四谷荒木町は三丁目の夕日の時代の古い木造の飲食店が立ち並ぶおも しろいところです。

 早いもので京都研究会まで1カ月になりました。  現時点で23人申し込みが来ています。  会員の方は会 員ページに名簿があるので、顔ぶれを見てください。

第11回京都研究会のご案 内

「Android vs iPhoneと考えるのは間違い」(記事評  「迫るAndroidビッグバ ン」 日経コミュニケーション2010.3.1)

 日経コミュニケーションにAndroidの力の入った特集が掲載されたので、さっと目を通しました。 なぜだか、じっくり読む気にはなりませんでした。   前夜の飲み過ぎが原因なのか、記事が面白くないのか。  ポイントを分かりやすくするために、iPhone、iPadと比較して表にまとめると次のよ うになります。


Android
iPhone
iPad
OSの機能
マルチタスク可能
シングルタスク
シングルタスク
主たる言語
Java
Objective-C
Objective-C
アプリ配信
携帯オペレータ、メーカー、
Googleなど誰でも主体になれる
Apple独占(AppStore)
Apple独占(AppStore)
端末の企画・開発
誰でも出来る
Apple
Apple
カーナビ、テレビなど多様な
デバイスへの適用
可能
不可
不可
ハードとソフトの統合
一体化した最適化難
Appleが統合的に最適化
Appleが統合的に最適化
ブランド力
Androidはブランドではない
ブランド力の源泉が弱い
Apple、iPhoneそれぞれが
強いブランド
同左

 何にでも使える、自由に使える、タダで使えるAndroid。  Appleがコンセプト、デザイン、ユー ザ・インタフェースを磨き上げ、ハードとソフトを統合的に最適化するiの世界。 この表はAndroidとiPhoneの比較表にしようとしたのですが、 iPadもあるじゃないかと追加しました。 その方がAppleの戦略が明確になるからです。  「目的別」に最適な端末を、強いブランド力とともに提供 する。  Androidはばらばらのアイデアで、さまざまな企業がスマートフォンや電子ブックリーダを作る。 Appleは統一したコンセプトの下に、 目的別に端末を作る。 iPhoneとiPadで終わりではないでしょう。

 何でもありのスーパーか、デパートのようなAndroidと、洗練された専門店を目指すApple。 どち らにユーザをひきつける力があるでしょう?  Appleにあらゆる分野で勝とうなどという考えは毛頭なく、ニーズのある市場に絞り込んで研ぎ澄まされた 製品を投入し、高いシェアを取る、という戦略なのではないでしょうか。 

 そもそもAndroidは製品を作る部品であって、製品ではありません。 あらめて表を見て、半製品と製品 を比べることがおかしい、と気付きましたが、そのままにしておきます。


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  tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


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