間違いだらけのネットワーク作り(624)2010/01/23
「Magical & Revolutionary Device at an Unbelievable Price」

 今週は面白いことがたくさんあり、どれを書こうか、と迷ったのですが、本文はiPadについて書くことにしました。 
Magical & Revolutionary Device at an Unbelievable Price”とはiPadのキャッチフレーズで す。 前書きではエピソードを書くことにしましょう。

 火曜日に大手企業20社あまりが集まる情報通信の勉強会に招かれて、90分の講演をしました。  私の話に免疫のある人は幹事のお一人だけで、あとの方 は免疫がないので面白そうに聞いているのですが、中には鳩が豆鉄砲をくらったような顔になっている人もいました。 「企業のIT部門は会社にとって最適な 製品やサービスを選択する責任があります。  いつも同じブランドしか使わない人のことを私は『ベンダーの奴隷』と呼んでいます。  選択する自由と責任 を放棄しているからです。」 といつものごとく、ブランドや舶来品ばかりありがたがるのは止めて実質本位で製品やサービスを選択しましょう、と具体的に 「ブランドを捨て去った」大規模ネットワーク事例をいくつか紹介しました。
 
 講演後の懇親会で私のとなりにすわった大手金融機関の課長さんは「耳が痛かったです」と言っていましたが、なぜか月9のドラマ「コードブルー」の話にな り、「いいですよねえ」と意気投合しました。 ついでに水曜10時の「曲げられない女」(菅野美穂主演)を推薦したのですが、こちらにはあまり興味を示し ませんでした。 この課長さんの会社は後日訪問することになりました。 ブランドはがしにチャレンジします。 懇親会は大盛り上がりで、3時間あまり大き な声で話したせいか、お酒の飲み過ぎか、翌日は声がかれていました。
 
 25日月曜日に掲載されたITproのコラム「『ゆ るい』コミュニケーションの価値」のアクセスランキングは下記のとおりでした。 この記事を読んだ方から、「
ITPro上の松田 さんの連載を毎回楽しく読んでいます。 情報化研究会は遠い世界のような気がしていましたが、最新の記事を読み思い切って入会のメールをお送りしたしだい です。」と入会の申し込みがありました。 情報化研究会は「堅いコミュニケーションが出来る人」ならどなたでも入れます。  

                       


「Magical & Revolutionary Device at an Unbelievable Price」


 21日にドコモがAndroid を使った新端末、Xperiaを発表したときにはこれでiPhoneを追撃できるのかな、と思いましたが、1週間しないうちに冷水を浴びせられた ようです。 27日に Appleが発表したiPadはそのくらいインパクトがあります。  その証拠に今日(30日)の日経新聞にはドコモの山田社長が29日の決算記 者会見でiPadの接続に意欲を示したことが報道されてます。 iPhoneがソフトバンクに独占され、iPadまで持っていかれたら追撃どころではなく なるでしょう。 Xperiaも魅力的な端末ではありますが、「すぐ買って使ってみたい」とまでは思いません。  iPadは買えるものなら、今すぐ買い たいと思います。  
 
 iPadの主なスペックは次のとおりです。
・本体サイズ:幅189.7×高さ242.8×厚さ13.4ミリ
・重量 約680g
・9.7型のマルチタッチ対応スクリーン 解像度1024×768ドット
・ストレージ 16GB〜64GB。(16GBタイプで499ドル、32GBで599ドル、64GBでは699ドル。3Gモデルでは130ドルが追加され る)
・スピーカー、マイク、速度センサーを搭載。 カメラはなし。
・バッテリ駆動時間は10時間
・WiFiとBluetooth対応
・アプリケーション:iPhone向けに開発されたアプリ、新しいカスタム・アプリ、電子書籍リーダー
・キーボード(オプション)

 このスペックやWeb上の記事を読んで思ったのは、iPadはキンドル対抗の電子書籍リーダーであると言うより、むしろネットブックに代わるものだと言 うことです。 たしかに、iPhoneOSを使っているのでマルチタスクは出来ませんが、ハードな使い方をするのでなければ実用上差し支えないでしょう。   ネットブックは値段は安いですが、平気で1キロを超える。  1キロを超えるものは持ち歩きたくないですね。 iPadは軽いし、キーボードはスク リーンが大きいので、ソフトキーボードでもiPhoneよりはるかに入力しやすいでしょう。 外付けのキーボードも用意されているので、ばしばしテキスト を書きたい人はこれを使うといいですね。

 そしてなにより、Apple自身が言うようにUnbelievable Priceです。 私が使っているふつうのケータイ端末より安いのだから、ふつうのケータイなんぞ嫌気がさすと言うものです。 コンシューマーだけでな く、ビジネスマンにも使えます。 これだけの大きさのディスプレイがあれば、客先のプレゼンに使うことも出来ます。  iPhoneの小さな画面でサンケ イ新聞(ネットで読むと無料)を読む人を見かけますが、あんな苦労をしなくても新聞はiPadで読みましょう。 月4000円の日経新聞を解約して、 iPad+3Gでサンケイを読むことにすると、携帯電話費用+パケット通信費用等で月6000円程度と予想されるので、携帯と日経と合わせて1万円程度か かっている現在より安くなります。 もっとも、サンケイを読んだことがないので、日経新聞の代わりになるかどうか分かりません。  でも、iPadはビジ ネスマンにとっては書籍リーダーとしてより、新聞リーダーとして便利だと思います。 有料でもいいから、iPadで日経が読めるようになるといいですね。  ただし、紙もインクも不要で配達費用もいらないのだから、4000円でなく、激安にして欲しいです。

 企業にとって、XPeria、iPhone、iPadといった、「どう考えても」便利なツールを社員の生産性向上のために、どう使うか、というのは面白 いテーマですね。

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   tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp

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