間違いだらけのネットワーク作り(620)2010/01/02
「”Do”から始める2010年の企業ネットワーク」

         

 
明けましておめでとうございます。  今年がネットワークの仕事に携わるすべての人にとって、幸多き年であるよう祈念します。

 写真(左)は昨年11月に訪れた北京の
頤和園(いわえん)の石畳に書かれた文字です。  写真(右)のおじいさんが持つ箒(ほうき)のよ うな筆の柄には水が入っており、次々と達筆な字を書いていました。 「強」という字を書いているところをカメラに収めました。  

  
「”Do”から始める2010年の企業ネットワーク」

 
1年の計は元旦にあり、などと言いますが、今年は何をやろうと具体的な計画を立てたことはありません。  つねに「ネットワークの世界で 新しいことをやろう」という気持ちがあり、何かのきっかけでそれを実現する、ということの繰り返しをして来ました。  きっかけは何気ないお客様の一言で あったり、研究会仲間の一言だったり、自分自身のちょっとした体験であったりします。  今年は「新しいことを、新しいやり方で」やってみたいと考えてい ます。  「何を」というアイデアが固まっているわけではないのですが、今一緒に仕事をしているチームのメンバーなら、これまでと違うやり方が出来そうだ と何となく感じています。

 最近強く感じているのは、これまでのマネジメント・サイクルはPlan-Do-SeeあるいはPlan−Do−Check-Actionでしたが、こと ITやネットワークの世界ではDoから始めることが重要だと言うことです。 実行すること、動かしてみることで分かること、得られる情報がなければ本当に 良い製品やサービスは生まれないということです。  ダラダラと企画や検討に時間を費やして、新しいものが提供できないベンダーや、半年検討しても案件の 結論が出せないユーザーは時間と人件費の無駄遣いをしているとしか思えません。 Do−See-Planで、思いついたら即実行、やった結果で修正して次 の企画をする。 これを短期間のサイクルで続けるのが今の変化が速い時代には合っているのではないでしょうか。

 一方で、やって来たことの反省=Seeをすべきものもあります。  たとえば、2006年から2007年にかけて流行した社内SNSやIM。 当時はコ ンシューマーの世界で流行ったものを企業に持ち込んだだけでニュースになりました。  で、実際使って効果があったのか?  検証した記事は読んだことが ありません。  おそらく効果を挙げている企業もあれば、失敗している企業もあるでしょう。  聞こえて来るのはなぜか失敗の話ばかりです。  大きな投 資をしてコラボレーションの仕組みを入れたところ、確かに必要な情報やその担当者を発見するのが容易になった。 しかし、情報を利用する側はメリットがあ るが、追加情報を要求されたり、電話をかけられる情報提供側はdisturbされるだけ。  結果的に情報を持っている人はシステムにログインしなくなっ た、などという話も聞きました。  コラボレーションが情報利用側にも、提供側にもメリットのあるものにするには「一工夫」が必要なのですね。  その一 工夫を明らかにするにはコラボレーション・ツールのいいところばかり宣伝するベンダーからの情報ではなく、実行したユーザの情報に基づく”See”という 行為が必要です。

 新しいネタとしてスマートフォンやLTEは誰もが注目するところですが、NGNも企業ネットワークという分野では新しい利用方法を考える価値があると思 います。  今年は1月26日に青山でクローズドなセミナーをやり、3月5日にオープンなセミナー、4月3日に京都研究会をやるところまで講演の予定が決 まっています。  私の場合はDoの前後に”Speak”が入る、ということです。

*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。

   tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp

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