間違いだらけのネットワーク作り(608)2009/10/03
「進化するストレー ジ」

 
2016年のオリンピック招致で東京は負け てしまいました。 勝ったのはリオデジャネイロ。 東京が負けてくやしい、と思う日本人はどの程度いるのでしょうね。 オリンピックは中国やブラジルのよ うに、伸び盛りの希望に満ちた国の方が似合っていると思います。  伸び盛りの国が経済力を誇示し、国際社会で認められた証としてオリンピックを開催した いと思うのは理解できます。  1964年の東京オリンピックは日本の戦争からの復興と国際社会への復帰の象徴でした。  今の日本は希望が失われて、オ リンピックどころではない、と感じている人の方が多いのではないでしょうか。  日本人が元気になって、国民の大多数がオリンピックをやりたいと思うよう になる日は何時なのでしょう。 
 

 9月28日に掲載された
「FMC で変わる内線の意味」 はまずまずのアクセスだったようです。 このコラムと関係があるかどうか分かりませんが、今週来た入会申し込みメールにこ んなことが書いていました。 「IPテレフォニーのシステム設計・構築を行っています。 今でも電話機(音声)は無くならない=商談はなく ならないと考えていますが、昨今のFMCにより、交換機は縮退し、キャリアのクラウド化が進むと考えています。」   キャリアのクラウド化ですか。 ど うですかねえ。  IPセントレックスは電話のクラウド型サービスですが、6年も7年も経っているのに、流行っているとは思えません。  この方はPBX をずっとやって来たらしいですが、もう少し自信を持ったらどうかと思います。  私はIPセントレックスが流行らない理由を自分なりに分かっているつもり です。 10月28 日の講演で、電話のクラウド化の欠点をお話しましょう。

      


「進化するストレージ」

 今週、ワイヤレス・ブロードバンドの提案で お客様を訪問しました。  本題の話が終わり、最近のネットワーク関係の取り組みについて聞きました。  グループウェアのサーバ/ストレージを更改した と言うことです。 その中で面白かったのがストレージの話です。 1万数千人のユーザが使うグループウェアですから、ストレージは当然、テラバイトの単位 になります。 

 更改を機にコスト削減を図るため、ストレージの研究をかなりされたようです。 結果的にグループウェアを提供している大手ベンダーの製品を使うのを止 め、次世代ストレージと呼ばれる製品を採用したそうです。 数年前に導入した従来のストレージと比較すると、10分の1の費用になったとのこと。 採用し た次世代ストレージの特徴は同時アクセス数が増えても応答性能が落ち難いことと、ディスクの使用効率が高いことで、おまけに面白い機能もついています。   アクセス頻度の多いデータはI/Oスピードの速い高価なディスクに格納し、アクセス頻度が少なくなったデータは自動的にI/O性能の低い、安価なディス クに移動するのだそうです。 

 採用された製品とは別の次世代ストレージには、アクセス頻度の少ないデータを安価なディスクに移した上に、電源までOFFにするものもあるそうです。 
 教えていただいた次世代ストレージをWebで調べてみると、ストレージの奥の深さがよく分かりました。

 私はストレージはネットワークエンジニアの守備範囲だと思っています。 ネットワーク技術以上に進化しつつあるストレージは、どんな製品を選択し、どう 設計するかでハードウェア費用だけでなく、運用コストも大きく変わり、電力コストも変わり、応答性能も変わります。  ネットワークエンジニアの勉強テー マとして面白いのではないでしょうか。



「間違いだらけのネットワーク作り」連載600回突破記念講演(10月28日)レジュメと申し込み

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