間違いだらけのネットワーク作り(594)2009/06/27
「NGN IPv6マルチプレフィックス問題が解決

 この週末は休暇を取り、金・土と那須へ行っ てきました。 相変わらずの晴れ男で、両日とも梅雨とは思えない真夏のような晴天でした。 那須は鳥の楽園のようで、鶯(うぐいす)の鳴き声がいたるとこ ろで聞こえ、茶臼岳に向かう道路では雉(きじ)が歩いていてビックリしました。 茶臼岳ではなぜか、雲雀(ひばり)がさえずっていました。 那須で会いた かったのが、某化学会社のコマーシャルで人気者になったアルパカです。 アルパカ牧場にコマーシャルに出ているアルパカがいるそうなのですが、場所がはっ きりしないので那須どうぶつ王国のアルパカに会ってきました。 生後10カ月のオス、アンニン君です。 クビのあたりをなでると、想像以上に毛が深く、 10センチくらいありました。 見ているだけで癒される、優しげな眼と風貌を持った動物です。 まわりは子供連ればかりなのですが、中年夫婦二人で動物園 というのも悪くありません。 

    

茶臼岳へ向かう車窓から   アンニン君 


     
「NGN IPv6マルチプレフィックス問題が解決
 
 日経NETWORK7月号の記事(18ページ)によると、NGNのIPv6マルチプレフィックス問題が解決したそうです。  この問題は以前、このペー ジでも取り上げました。(「ユーザー不在 で進むIPv6問題の検討」)  ユーザーがNGNに加入し、同時にv6インターネットをISPと契約した場合、ユーザーのパソコンにはNGNか ら割り当てられたプレフィックスを持つv6アドレスと、ISPから与えられたプレフィックスを持つv6アドレスの2つのv6アドレスを持つことになりま す。  その結果、通信が正しく行えなくなります。  たとえば、パソコンがv6インターネット上のサーバにNGNから割り当てられたv6アドレスを自身 の送信元アドレスとしてパケットを送信し、サーバがそのアドレスに対してパケットを返信しても、NGNアドレスはv6インターネット上にはないためルー ティングされません。 

 このような不具合を避ける方法としてトンネル方式と、ネイティブ方式の2つが採用されたそうです。  トンネル方式はユーザー側にアダプタを設置し、ア ダプタとv6インターネット間をPPPoEトンネルで接続します。 パソコンにはISPから割り当てられたv6アドレスのみが設定されます。  NGNの v6アドレスはアダプタで終端され、パソコンからNGN向けのパケットは送信元アドレスがNGNのアドレスに書き換えられて送信されます。 パソコンは通 信相手がv6インターネット上にいるのか、NGN上にいるのか気にしなくてよい、ということです。

 ネイティブ方式はNGNとv6インターネットがISPの代表である接続事業者を介してきちんと接続される方式です。 「きちんと」という意味は、NGN のv6アドレスがv6インターネットに認識され、ちゃんとルーティングされるということです。  接続事業者は3社までに限定されるそうです。  パソコ ンにはNGNから割り当てられたv6アドレスのみが設定されます。  NGN+v6インターネット=v6インターネットと見ることが出来ますね。 NGN がv6インターネットの一部になる、とも言えます。 あらゆる通信がふつうのIPルーティングでつながるのですから、自然です。 面白いのは送信元も、送 信先もNGNに加入している場合はNGNからインターネットには出て行かず、NGN内で折り返して通信することです。  これも考えて見れば当然で、近い 経路を選べばNGNに閉じるのは自然です。 ネイティブ方式は自然でいいですね。

 で、ちょっと想像すると面白いことが分かります。 日本でNGNがどんどん普及し、WebサーバもパソコンもNGNにつながると、あらゆる通信はNGN に閉じて完結し、インターネットはだんだん無用の長物になります。 さて、そんなことは起こるのでしょうか?


*ここに書いてあることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。
   tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp

ホームページへ