間違いだらけのネットワーク作り(580)2009/03/14
IT部門の原点回帰」

 4月4日の京都研究会ま で、まだ3週間ありますが、すでに45人の方から参加申し込みが来ています。  京都研究会としては過去の最多記録、40人を超えました。  会場は90 人の講義室を確保しているので、まだまだ参加は受け付けます。  ちなみに、研究会としての最多記録は平成15年12月に明治大学で行った研究会で、80 人です。 情報化研究会の会員は約1200人いるので、参加率ということでは少ないですね。  4月初めの京都は桜が盛りで、街がふだんにもましてきれい です。  今年は清水寺の本尊と坂上田村麻呂の像が90数年ぶりに開帳されるので、研究会の翌日は清水寺で花見をしようと思っています。  京都は枝垂れ 桜が多いのですが、清水はソメイヨシノです。

 京都研究会は会員でない方も参加できますし、学割もあります。  ぜひ、おいでください。

「IT部門の原点回帰」

 今週木曜日に明治記念館で講演をしました。  好天 にめぐまれ、庭の芝生がきれいでした。 一人めに積水化学コーポレート情報システムグループの寺嶋さんが1時間講演し、その後で私が「常識を捨てて考える 企業ネットワーク」というテーマで2時間講演しました。 

 積水化学さんはネット ワーク・リストラをやらせて頂いた私のお客様なのですが、オープンソースを使ったメール/グループウェアを自社開発するなど、先進的なことを主体 的にやっているめずらしい大企業です。  寺嶋さんは学校が同窓で、年齢も同じ、出身も同じ四国という縁で、これまでも何度かアベック講演をお願いしてい ます。

 今回の寺嶋さんの講演で印象に残ったのは「原点回帰」という言葉です。  景気がよくてIT投資をどんどん出来る時期には、IT部門は戦略や基本設計な どの上流工程に注力すればよい。 しかし、現在のような大不況の時期には投資が出来ない。  出来ないなら、IT部門の原点に帰ってIT戦略策定から要件 定義、設 計、プログラミング、テストと、全部IT部門が自分でやればいい。 つまり、不況期のIT部門は下流工程に注力すべき、ということです。  

 これが出来るのは積水さんのようにIT部門が空洞化していない企業だけですね。  下流工程をやろうにも、コードを書いたり、テストが出来る人材もいな ければ環境もない。  IT部門が出来るのは「丸投げ」だけ。  しかし、マシンは持っている機能が増えることはありませんが、人間は学習によって出来る ことを増やせます。  空洞化しているIT部門も、予算がないとか、やることがないと嘆いているなら、大不況を好機ととらえて下流工程の学習をさせてはど うでしょう。  

 ひるがえって、ネットワークの世界ではどうか。  私のところはまったく空洞化していません。  ネットワークから、メール/グループウェア、ストレー ジ、などへと幅を広げているところです。 丸投げしている企業ユーザーや大手NIは原点回帰を考えてはどうでしょう?

 私はいつも「自分の頭と手を使え」というのですが、趣旨は寺嶋さんの「原点回帰」と同じだな、と思いました。

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