間違いだらけのネットワーク作り(572)2009/01/17
「増える映像系トラフィック」

 12月から1月にかけては例年、新しいアイデアを考える時期と決めています。  机の前に座っているだけでは新しい発想は生まれないので、企業を訪問 し、こちらの考えていることを説明しつつ、意見を聞いたり、現在関心を持っていることについて質問したりしています。  今週は2社を訪問し、それぞれ2 時間ほどプレゼンと会話をしました。

 メール/グループウェアについてはJTBがいい話題を提供してくれたので、それを引き合いに出しつつ、面白い話が出来るようになりました。  今週訪問 したうちの1社はJTBとは逆にこれからMS Exchangeへの移行を進めるとのこと。 ユーザー数はJTBより少し多い規模です。   MSを導入 するユーザーにはやはりそれなりの理由があります。  私は積水化学さんと進めているオープンソースを活用したメール/グループウェアに力を入れています が、企業によって評価の観点は違うので正解は一つになりません。  2月、3月にいくつか講演をする予定ですが、その中ではMS Exchange、法人 向けgmail、オープンソース・ベースの3つをコスト、機能、その他の面から具体的に比較したいと思っています。

 それにしてもGoogleの情報収集ロボットは大したもので、先週の記事を掲載して2、3日後には「JTB  Gmail」で検索するとトップに表示されるようになっていました。  Gmail派にも、アンチGmail派にも話題として盛り上がって研究 が進むことは良いことです。  どんどん盛り上げたいものです。

 
「増える映像系トラフィック」

 
訪問先の企業の方と会話したことを丸ごと紹介は出来ないのですが、一つ印象に残ったことを書きます。  映像系トラフィックの増加です。  テ レビ会議はもちろん、工場をリアルタイムで監視し、本社で全工場の様子が見られる、といったことをしている企業もあります。  

 テレビ会議はユニファイド・コミュニケーションの中で他の機能と統合したものではなく、独立したテレビ会議システムやPC会議システムが使われていま す。  ユニファイド・コミュニケーションは相変わらず評判が悪く、試行導入してみたものの変に連携などしているよりも、テレビ会議はテレビ会議で独立し ている方が使い易い、という結論に至ったそうです。

 社内でのテレビ会議利用はかなり進んでいるのですが、これからやりたいのは取引先とのテレビ会議だそうです。 すでに昨年、インターネットを使って数拠 点でのテレビ会議を実験したそうです。  結果は品質面でNGとのこと。  テレビ会議のセットとしては数千万円もするものは不要で、パソコンで十分とい う意見のユーザーが多いようです。

 お話を伺った企業ではインターネットでのテレビ会議は品質が悪かった(突然映像が止まったり、乱れたりする)ということでしたが、これは利用するシステ ムによってかなり差異があるのではないかと思いました。  最近増えている海外とのテレビ会議ではインターネットの通信コストの安さは魅力です。  イン ターネットでの利用が増えれば製品の改良も進むでしょう。

 インターネット上の会議システムと言えば、Skypeは最近どうなっているのでしょうか。  4年前には強い興味を持っていたのですが、企業では利用禁 止にしているところが多いので関心を失いました。  しかし、思い起こすと映像は使ったことがないのですが、音声品質は上々でエコーや途切れがほとんどな いのが特徴でした。  この不況なので、Skypeを解禁して海外とのテレビ会議はSkype、というのもありかも知れません。


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