間違いだらけのネットワーク作り(568)2008/12/20
記事評「仮想化テクノロジー、3つの課題」

 今週木曜日は職場の忘年会を門前仲町でしました。  川向うの町ですが、会社からは近いのです。  下町風情が残っていて、手頃な値段で使える店が多い ところです。  20代の男女が半数以上で、にぎやかで楽しめました。  忘年会も残すところ、あと1回。 いよいよ今年も終わりだな、という感じです。

 22日月曜日にITproの新しいコラムが掲載されます。 「あなた、『3手 先』を考えていますか?」というテーマです。  仕事をしていて、「何故この人は先のことをまったく考えないのだろう」とあきれることがありま す。 3手先のことを考える意味を2題噺で書いています。 なぜか、クリスマス・ツリーの写真も載っています。  我が家のほうぼうに飾られているツリー の一つです。 今年最後のコラムですので、ぜひ、お読みください。
  
 
記事評「仮想化テクノロジー、3つの課題」

 
IDG JapanのCOMPUTERWORLD2 月号が送られて来ました。 特集は「仮想化テクノロジーはまだまだ進化する」です。  仮想化は昨年あたりから盛り上がっていますが、いよいよ実用が広 がってきた感じがします。  この不況でコスト削減が強く求められるようになるでしょうから、仮想化を使ってサーバやネットワークのコスト削減をする動き は強まるでしょう。 ということで、ポイントだけピックアップします。

○仮想化テクノロジーが克服すべき3つの課題
 ・課題1 管理機能と相互運用性−VMの移動、分散、コピーに制約、統合管理ツールがない
 現時点ではベンダーが異なると提供される仮想ソフト間には互換性がなく、特定の物理マシンの他へ分散させるために仮想マシンのコピーを他の物理マシンで 動作させたり、一元的な管理を行うことは難しい。  今は複数のプラットフォームを使うのは避けるべき。

 ・課題2 OSとアプリのサポート体制が弱い−仮想化環境を前提としたサポート体制の確立が必要
 仮想化ソフトの上で、OSやアプリを使っていて障害が起こった場合、仮想化ソフト側の原因なのか、OSやアプリ側の原因なのか、といった解析や回復のた めのサポート体制の充実が必要。 

 ・課題3 運用管理コストの明確化−削減できるコストもあれば、新たに発生するコストもある
 仮想化をすると必ずコスト削減できるとは限らない。  物理的に複数に分かれているサーバを仮想化して集約しても、個々の運用が物理から仮想に変わるだ けで運用負荷は変わらない。 仮想化にまつわる運用負荷が増える可能性すらある。 

 仮想化は現在は基幹システムや大規模システムでの実績は少ないようです。  しかし、相互運用性確保のための業界標準フォーマットOVF(Open  Virtual Machine Format)がつくられたり、管理ツールが進化するなど、適用範囲を広げるための準備はどんどん出来つつあるようで す。  来年はこの不況が仮想化にとって追い風になるのではないでしょうか。
 

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