間違いだらけのネットワーク作り(551)2008/08/23
「クレイジー・ターゲット」

 東京は2日ほど前から急に気温が下がり、一気に秋めいて来ました。  夏の終わりが近いのはさみしいですが、秋は新しいことを考え、始めるにはいい季節 です。  仕事では下半期から提案していく、新しいアイデアを具体化しようといろいろ思案中です。  
 遊びと勉強をかねた情報化研究会の活動では面白い企画を考えています。 情報化研究会では春に京都で研究会をし、秋か冬に東京で研究会をするのが、ここ 10年ほどの恒例になっています。  今年は秋に「国宝・閑谷学校で考えるネットワークの未来」というテーマで、研究会をしようと思います。 11月1日 (土)、2日(日)で閑谷学校に付属する研修施設を40名分、予約しました。 閑谷学校がどんなところか、写真入りでITproの今月のコラム、「あなた、『簡単な 技術』を使いこなせますか?」のエピローグに書きました。  本文は簡単な技術も工夫しだいで効果的で、経済的な設計が出来る、ということを具体 的に説明しています。 いつもは4000字なのですが、今回は仕組みを解説したので倍近い大作になっています。  高いブランド品で、非効率な設計をして いる人はぜひ、読んでください。

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クレイジー・ターゲット」

 昨夜、拙著「間 違いだらけのネットワーク作り」を読んでくれた方との会話の中で、元東京ガスの田井秀男氏のことについて書いてあることが話題になりました。   田井さんは東京ガス・IP電話プロジェクトを一緒にやらせていただいた方です。  2006年9月に不慮の事故で亡くなりました。  この本の23ページ に、当時、ITproに掲載した追悼文をそのまま載せているのです。

 書いた内容は自分でもハッキリ覚えているのですが、田井さんに教えられた「クレージー・ターゲット」という言葉を久し振りに思い出さされました。 該当 部分を引用します。

”田井さんと一緒にプロジェクトを進める中で,たくさんの印象深い言葉がその発言シーンとともに記憶に残っている。中でも一番強く心に残っているのは, 「クレイジー・ターゲット」という言葉だ。「クレイジー・ターゲットを目指さないと,平凡な目標さえ達成できない。役員からはインフラのコストを30%削 減するよう指示されているが,自分は50%を目標にしている」。 

 東京ガスのコンサルティングを始めた時点で,IP電話を提案するつもりはなかった。しかし,田井さんのクレイジー・ターゲットを達成するには設備 コストの高いPBXをなくするしかない。こうして,設備コスト削減を目的としたIPセントレックス方式のIP電話を提案することにしたのだ。

 クレイジー・ターゲットは革新をもたらす。田井さんに教えてもらったこの言葉をこれからも大切にしたい。”

 大切にするはずだったのですが、クレイジー・ターゲットという言葉を記憶の中から浮かび上がらせたのは久しぶりでした。  いつも、「眼がさめる よ うな仕事をしたい」とは思っているので、眼がさめる≒クレイジーと考えられなくもありません。  実際、これから提案を進めていこうとしていることはクレ イジー・ターゲットと言えるのか自問してみると、いい線を行っているのではないかと思います。  9月10日の講演ではその一端を話したいと思います。


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