間違いだらけのネットワーク作り(549)2008/08/09
「Googleストリート・ビューの目的」

 昨夜、北京オリンピックの開会式がありました。  中国という国は正直、好きではないのですが、開会式のTV中継はとうとう最初から最後まで見てしまい ました。  9時前から夜中の1時前まで、延々4時間近く。  オリンピックの開会式をこんなにきちんと見たのは初めてです。   やるもんだな中国、と 思いました。  場内でパフォーマンスを繰り広げる数千人の人(たぶん、人民軍の兵士)や観客のうれしそうな笑顔を見ていると、よかったね中国、とも思い ました。  コンピュータで制御された光や映像と、マスゲーム的に動く数千の人がシンクロして、見るものを圧倒する迫力がありました。

 東京都は2016年にオリンピックを招致しようとしています。  昨夜の開会式を見て、日本でもオリンピックをやって欲しい、もっとスゴイ開会式をやっ てやろう、と思った人がどのくらいいるでしょうね。 停滞気味の日本と日本人が、8年後のオリンピック開催、という目標を持つことは、もう一度、元気にな るためにいいことではないか、と思いました。 そのためには「東京都が招致」ではダメですね、「日本が招致」するのでなければ。  2016年の東京オリ ンピックをぜひ、見たいです。

「Googleストリート・ビューの目的」

 8月5日に日本でGoogleストリート・ビューのサービスが始まりました。  Google Earthの時もそうでしたが、ただただ、感心するばか りです。  既に試した方も多いでしょう。 地図をブラウズしてストリート・ビューのボタンをクリックすると、ユーザー自身を表す人の形をしたシンボルが 現れ、そのシンボルを自分の見たい位置に持ってくると周囲360度の写真を見ることが出来ます。  住所が分かっていれば住所で地図を検索すると、シンボ ルが正確にその位置に表示されます。 

 30年前に住んでいた本郷の下宿はどうなっているだろう、と見てみると昔のままの建物を見ることが出来ました。 もっとも、30年ぶりに見たわけではな く、3年前に訪ねて下宿のおばさんに会っています。  80歳をすぎても、元気に下宿を続けていました。  30人くらいの下宿で、朝夕の食事がついてい るから大変なのです。

 

 ストリート・ビューはその技術にも感心しますが、よくもまあ、お金と手間をかけて細い路地のようなところまで写真を撮ったものだとアキレます。  何事 も目的指向で、ということを先月の ITproのコラムに書きましたが、いったいストリート・ビューの目的は何なのでしょう?  

 有用な使い方も出来れば、悪用も出来そうです。  たぶんGoogleは目的なんて、明確に考えてないのでしょうね。  「こんな面白いもの作って見た から、使ってみて」ということなのでしょう。  自分がかつて住んでいたなつかしい場所がどうなっているか、近くてもなかなか行けないものですが、スト リート・ビューを使えば今の様子を簡単に見ることが出来ます。  行ったことのない場所がどんなところなのか、住所さえ分かれば見られます。

 観光案内のWebを現地を歩いているような感じで作ることも出来るでしょうね。  不動産屋は新しい物件の紹介をもっと効果的に出来るかも知れません。   今は会社の敷地の中とか、建物の中の写真はありませんが、それも入ってくるとすごいことになります。  レストランの中に入って、店のふんいきやメ ニューを見ることが出来、気に入ればクリック一つで予約することも出来る。  

 プライバシーはかなり侵害されていますね。  なにしろ、住所が分かるとどんな町、どんな家に住んでいるか見られてしまうのですから。 止めてあるクル マの車種も分かってしまいます。

 ストリート・ビューを使って、どんな有益なサービスが登場するのか、逆にどんな悪用が現れるのか、興味深々です。

 Googleという会社、次はいったい何をやるのでしょう?



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