間違いだらけのネットワーク作り(525)2008/02/23
「内線メール」

 昨日、虎ノ門パストラルというホテルで50分の短い講演をしました。  参加者の名簿を見ると大事なお客様の名前もあり、あまりハメをはずした話は出来 ないな、と思っていました。 しかし、配布資料のスライドが上下逆になっており、「乱丁」。  事務局の印刷ミスです。  開始前に事務局から参加者の方 にお詫びを言って、講演を始めました。  講演というのは最初の出だしが大事です。 「私の講演はいつも乱調なので、資料が乱丁でも関係ありません。   このスライドも乱調です。」と、配布資料にはない清水寺で花見をしている写真を見せました。  イー・モバイルの高速無線通信を初めて経験したのが昨年春 の清水寺だったのです。 同行していた証券アナリストのTさんが、イー・モバイルのカードを挿したノートPCを出してネットにつなげて見せてくれたので す。 清水寺でも快適に使えました。  これはいい、と東京に帰ってカードを購入し、自分で試したのが「ワイヤレス・ルータ」を作るきっかけになりまし た。

 結局、資料が乱丁だったせい(?)で、私の話もいつもどおり乱調で、ハメをはずせないな、などという気持ちは飛んでしまい、はずしっぱなしでした。 聴 いている方はその方が面白かったと思います。  

 2月18日(月)にITproのコラム、「『サー ビス』は仕様変更しません」が掲載されました。 皆さんの評価はまずまずです。  このコラムは教訓めいたテーマだと評価が高いようです。 たと えば、最近では「プレゼンで上がらない法」とか、ちょっと前だと「あなたはまともな線表が引けますか」などです。 次回はそんな内容にしようかと思いま す。

      

 4月5日の京都研究会までまだ1ヶ月以上ありますが、すでに10人参加予定です。  東京の方はホテルが取れなくて困っているようです。  京都市内は 今からでは難しいです。 しかし、新大阪周辺や梅田(JR大阪)周辺はまだ空きが多いので、こちらでホテルをとってはどうでしょう。  京都と大阪は東京 と横浜くらい離れていますが、二次会の場所から1時間未満で帰れます。 新大阪や梅田も直前では取れなくなるので、予約は早めがいいでしょう。 こっちで 取っておいて、京都のホテルをキャンセル待ちするという手もあります。 

第9回京都研究会「商用 NGNを解剖する+非NGNな話」(4月5日京都リサーチパーク)


「内線メール」

 3月18日明治記念館での講演、 「NGN/ワイヤレス・ブロードバンドで進化する企業ネットワークの新展開」で は、これからの企業の知識経営基盤として重要なメールやグループウェアについても重点を置いて話します。  メールやグループウェアの仕事を積極的にやろ うとしているので、企業の方と話す機会があると、必ずその企業でメールやグループウェアとして何を使っていて、どんなニーズ(困っていること、やりたいこ と)があるか聞く事にしています。
 
 つい最近、私の著書を読んだ一部上場企業の方が企業ネットワークについてアドバイスして欲しい、と訪問されました。  自分の本の読者がその内容を評価 してくれて、わざわざ訪問してくれるのは嬉しい限りです。  3時間ほど企業ネットワークのこれからについて説明したり、その企業のネットワークについて 意見を述べたりしました。  その中でメールやグループウェアについて質問しました。 

 それが面白かったのです。 セキュリティを重視する会社なので外部とメールを送受信できる社員を限っており、社内でしかメールを使えない人がかなりいる とのこと。 実はこの企業に限らず、メールの利用に制限を設けている組織はけっこうあります。  あるマスコミでは機密保持のため、社内ネットワークとイ ンターネットは接続していない。  官公庁の一部でもメールを使える職員を限定しています。 社内でしか使えない電話は内線電話。  社内でしか使えない メールは「内線メール」だな、と思いました。  
 
 しかし、電話の利用が激減している現在、メールは社内外のコミュニケーションの主役です。  セキュリティのためとは言え、社員の多くが内線メールしか 使えないと、その企業のお客様や取引先が困ります。 お客様はメールで済ませたいのに、こちらが「外線メール」を使えない人ではメールは使えません。

 メールに内線や外線といった区別は本来あるべきではなく、内外のコミュニケーションに使えるようにすべきです。 その上で、セキュリティを保つための仕 組みを付加するべきです。 と、言うのは簡単なのですが、どこまでのセキュリティを、どんな仕組みで持たせるのか、なかなか難しいテーマです。


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