間違いだらけのネットワーク作り(524)2008/02/16
「3月18日明治記念館講演予告」

 今週は寒かったですね。 特に前半。 水曜日などコートを着ていても、足元から入ってくる冷気が寒く感じました。  2月18日(月)にITproの新 しいコラム、「『サー ビス』は仕様変更しません」が掲載されます。 今、私が注力している「ワイヤレスVPNサービス」はネットワークだけでなく、グループウェアやエ ンタープライズ・サーチなどのアプリケーション・サービスも提供しています。  これについて紹介するとともに、失敗しないためのポリシーを述べていま す。 プロローグとエピローグでは先日のITproEXPOでのプレゼンの様子や感想を書いています。 会場の写真を掲載しているので、「あそこに自分が 写っている」と発見する方が何人かいると思います。

 4月5日(土)に行う京都研究会で英BTのヨン・キムさん(副社長)に講演してもらうテーマが決まりました。 下記にアップデートしたので、ご覧くださ い。 

第9回京都研究会「商用 NGNを解剖する+非NGNな話」(4月5日京都リサーチパーク)


「3月18日明治記念館講演予告」

 NGN/ワイヤレス・ブロードバンドで進化する企業ネットワークの新展開(3月18 日明治記念館)

 この講演まで1ヶ月になりました。 ネットワークの専門誌を編集している人に聞いた話では、「NGN」というキーワードが入った記事は読者のスコア(ア ンケートによる評価)が低いそうです。 困ったものですね。 その背景には先週も述べたように、 NTTのNGNに関する情報発信が不十分というか、不適 切なことも影響していると思います。 2月末には料金も含め、より詳細な情報が発表されるので、明治記念館での講演ではかなり突っ込んだコメントができる と思います。

 ワイヤレス・ブロードバンド(WBB)は既に、ワイヤレス・ルータ(WBBをWANに使えるルータ)をたくさん使う企業ネットワークを設計しており、イ ンパクトのある話が出来ると思います。
 昨年、「さよなら、マイクロソフト」というキャッチフレーズをかかげ、Webデスクトップを紹介しました。 現在、さよならMSはどこまで進んだか、進 んでいないのか、その理由は、といったことも紹介したいと思います。  

 以下、レジュメに少し肉付けをして講演の予告をします。

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1.企業ネットワークの動向
  (1)激減する音声通信
    2001年から2004年の3年間で50%減った、ビジネス通話。 最新の統計である2005年ではさらに減ったのか、底を打ったのか? 
    電話をどう扱うべきなのか、への基本スタンス。
  (2)もはや電話機ではないケータイ
    民間会社、内閣府によるケータイの利用実態調査の興味深い結 果。  それから分かること。  
  (3)GoogleやYouTubeはNGNに引っ越してくるか?
    インターネットで急速に多様化と利用増が進むアプリケーショ ン・サービスやコンテンツ・サービス。 これらはNGNに引っ越してくるのか?(これらのサーバがインターネットでなく
    NGNに直接接続されるという意味) これからのインターネットとNGNの関係について考えます。

  (4)これからの企業ネットワークに求められるもの
    知識経営基盤としての企業ネットワークのあり方について話しま す。
2.NTT東西のNGN
  2007年12月25日に公表されたNTT東西のNGNに関する技 術参考資料と、2月末に発表される予定のサービスや料金に基づいて下記の解説とコメント(批評)をします。
 技術参考資料は全体像が分かりにくいので、私が作成した図や表で、先ず概略が把握できるようにします。
  (1)NGNのシステム構成とサービス体系
  (2)IPネットワークサービス(音声通信)
  (3)IPネットワークサービス(データ通信)
  (4)LAN型通信サービス
  (5)NGNが企業ネットワークにもたらすメリットとは何か?
3.ワイヤレス・ブロードバンドの動向 −ワイヤレス・ブロードバンドとは
  ワイヤレス・ブロードバンドの動向・特徴と、モバイルだけでなく固 定通信で使えるようになったことを述べます。
 サービスによって通信制限があり、固定通信に適するものと適さないものがあります。
  (1)ワイヤレス・ブロードバンドのトレンドを表す3つのキーワード
  (2)ワイヤレス・ブロードバンドの技術とその特徴
    −3.5G、3.9G、WiMAX、次世代PHS
    −イー・モバイル、ドコモ、auのワイヤレス・ブロードバンド実力比較
  (3)移動通信だけではなく固定通信で使うワイヤレス・ブロードバンド
4.これからの企業ネットワーク・モデル −ワイヤレスVPNサービス
  ワイヤレス・ルータ(広域イーサ、NGNなどの有線とワイヤレス・ ブロードバンドを併用できるルータ)を使ったワイヤレスVPNサービスの構成や設計のポイントについて述べます。
  (1)ワイヤレスVPNサービスとは
    −NGN、広域イーサネットなどの光ファイバベースのネットワークやインター
      ネットとワイヤレス・ブロードバンド(高速定額無線通信)を組み合わせ、
      利便性・信頼性・経済性を向上させるVPN(仮想専用ネットワーク)
    −オープンソースソフトウェアを使ったメール/グループウェア、
      エンタープライズ・サーチなどのアプリケーション・サービスもカバー
  (2)フェムトセルで無線LANは不要
     −コスト高の無線LANを代替
     −データ通信でFMCを実現
  (3)機能モデル
  (4)ネットワーク構成
  (5)設計上のポイント
     −確実性を特徴とするNGNと
       不確実性を本質とするワイヤレス・ブロードバンドの使いこなし
5.ネットワークに期待されるアプリケーション
  ワイヤレスVPNで提供するアプリケーション・サービスについて解 説します。 
  (1)メール/グループウェア
     ・積水化学殿のOSSベースのメール/グループウェアの狙いと特徴
     ・これからのメール/グループウェアのあり方
  (2)電話をどう考えるか?
     最近の典型的、対照的な2つの企業の事例をもとに、利用が激 減した電話をどう扱うべきか述べます。
     ・主役ではないことを認識すべし
     ・重視すべきCustomerSatisfaction
  (3)エンタープライズ・サーチ
     簡単に導入できて便利そうなエンタープライズ・サーチが、意 外に普及しない理由は何か? どうすれば上手に活用できるのか?
     ・企業内Googleがうまく行かない3つの理由
  (4)マイクロソフトの牙城はくずせるか? −オフィスソフトのこれから
     WebデスクトップやWebベースのオフィスソフトはMSオ フィスを不要にするのか?  この1年の動きとこれから。


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