間違いだらけのネットワーク作り(523)2008/02/09
「サービス名称すら一貫しないNGN」

 先週のITproEXPOでの私のプレゼンを聴いた、間違いだらけonITproの読者から感想がITpro編集に来たと知らせがありました。  「短 い時間だったが、聞き入った」ということだそうです。 読者の方が会場に来てくれて、感想まで寄せてくれるというのはとても嬉しいです。 春は例年講演が 多く、2月は2回、3月に1回、4月は京都研究会を含め2回予定しています。 EXPOでは話したいことの1割程度しか話せていませんが、これらの講演で はしっかり話すつもりです。 

 特に明治記念館での講演は、明治記念館という場所が好きなので楽しみにしています。

NGN/ワイヤレス・ブロードバンドで進化する企業ネットワークの新展開(3月18日明治記念館)

 例年4月の第一土曜日に開催する京都研究会は今年で連続9回目になりました。  4月5日午後1時30分から、昨年、一昨年と同様、京都リサーチパーク で行います。  講師は私と、英BT(BritishTelecom)のバイスプレジデント、ヨン・キムさんです。  キムさんは2年連続になります。   昨年はBTのNGN、21CNについて講演してもらいましたが、今年はnonNGNのテーマでお願いしています。 

第9回京都研究会「商用 NGNを解剖する+非NGNな話」(4月5日京都リサーチパーク)


「サービス名称すら一貫しないNGN」

  今、ネットワークに関する講演をする中で、NGNに触れない訳にはいきません。  しかし、NGNにはとてもイライラします。  サービス名称や区分さ え、一貫性がないからです。 分かりにくくてしょうがない。  NGNはオープンであることを謳い文句にしていますが、人に分かりやすく情報を提供しよう という考えはまったくないようです。 とてもオープンなものとは思えません。 

 新米の営業マンやレベルの低いSEは提案書や設計書の中で、同じものを表現するのにこのページではAと書き、次のページではB、さらに別のところではC と書く。  ひどいのになると同じページで3ヶ所、同じものなのに違う名前で書いている。 新米は何回か注意すると直ってくるのですが、いくら言っても直 らない人もたまにいます。 しかし、NTTがNGNのサービス名称や分類の仕方をころころ変えたのでは困ります。 トライアルから商用で変わるのは仕方が ないですが、昨年10月の商用NGNニュース・リリースやインタフェース仕様書でのサービス名称や分類と、12月25日に公開された技術参考資料での名称 や区分が違っているのです。  いったいどっちが正しいのか、それともまだこれから変わるのか。 

 10月25日の発表資料と技術参考資料を比べて見ましょう。





  たとえば、イーサネットサービスがLAN型通信サービスとなっています。  技術参考資料は機能を説明するものであって、サービスを説明するものでは ない、というなら名前が変わってもいいでしょう。 しかし、その時には「LAN型通信サービス」ではなく、「LAN型通信機能」とすべきでしょう。   サービスという言葉を使うべきではありません。 「ひかり電話」は技術参考資料では「音声通信」となっています。

  さらに10月25日に公開された「次世代ネットワーク インタフェース資料」を読んだ方は、技術参考資料を読むとムッとするはずです。  説明の区分 が違っているからです。  音声通信は技術参考資料ではとても薄い扱いですが、インタフェース資料では「インタラクティブ通信のUNI」として詳しく説明 されてぎます。 このインタラクティブ通信には電話だけでなくデータ通信も含まれるので、技術参考資料の区分とは違います。

  名称や分類が一貫しており、情報が出てくるにつれてよりよく理解できる、という当たり前のことをして欲しいですね。  サービスメニューや料金は2月 末には発表されるようですが、本当に大丈夫なのだろうか、と心配になります。
  

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