間違いだらけのネットワーク作り(516)2007/12/15
記事評「世界50都市の通信環境」(日経コミュニケーション500号記念特集、2007.12.15)

 水曜日に情報化研究会コアメンバーの忘年会を銀座のワインレストランで行いました。 14人が参加。  忘年会というよりCSK代表取締役・有賀 さんの還暦と、女性の一人のオメデタを祝う会というのが目的でした。 3階のフロアを貸切にしてもらったので、気ままにさわぐことが出来ました。  50 歳以上は時間無制限、50歳未満は3分以内ということで各人にスピーチをやってもらいました。 50歳以上無制限にしたのは、自分のためです。  でも、 始めてみると50歳未満の人もどんどん時間オーバー。 店に約束した終了時間を30分超えてしまいましたが、とても楽しかったです。 

記事評「世界50都市の通信環境」
 
 日経コミュニケーションが12月15日号で通算500号になり、その記念特集が表題のテーマで掲載されていました。  海外諸国の通信事情を詳しく、し かもまとめて知る機会というのはこれまでなかったので、新鮮に感じました。  てっきり50都市全部に記者が行って取材したのかと思ったのですが、現地取 材はバンガロール、ドバイ、ホーチミンの3都市だけとのこと。 うーん、500号記念なんだから、せめて半分以上の都市に行って写真や記者の感想をいっぱ い入れてくれたらもっと楽しかったと思うのですが、予算が厳しいのでしょうね。 

 さて、興味深かった点はいろいろあるのですが、日本より通信先進国と言えそうな国はいっぱいあるのだな、というのが第一の感想です。 たとえば、携帯電 話の普及率は日本が100人あたり75台なのに対し、香港は125、台湾とシンガポールは100前後、イタリア125、チェコ120。 ヨーロッパ諸国は すべて日本を上回っています。 意外ですね、あのゆっくりモードのヨーロッパに負けているなんて。  その原因は携帯の年間利用料のグラフを見ると想像が つきます。 日本は料金が高いのです。 日本が600ドル近いのに対し、欧州の国の多くは400ドル程度。 スウェーデンやオランダは200ドルを下回っ ています。 

 この特集で、もっとも印象的な文章は固定電話について言及したところの見出しです。 「通話手段としての役割を終えつつある」、「今後はブロードバンド 回線に活用」。 日本でも同じですね。 先週の記事にも書いたとおり、電話トラフィックは激減傾向が続いています。

 この特集にあったらいいなと思うのは日経コミュニケーションとしての提言なのですが、客観性を旨とする雑誌ではOpinionは書けないのでしょうね。  日本の通信の在り方について、取材した記者の意見を集約するとどうなるのか、書くととても面白いと思います。 ただ、書くまでもなく、この記事を読むと これからNTTが作ろうとしているNGNが何に重点を置くべきか、誰でも分かることです。  明治以来現在まで電話が主役、電話は特別という考え方でネッ トワークは作られてきました。 しかし、次世代ネットワークはそうであってはならないということです。
 
 何はともあれ、日経コミュニケーション500号、おめでとうございます。  「次は1000号目指して頑張ってください」というと20年かかるので気が とおくなりますね。 次は600号目指して頑張ってください。  

ホームページへ