間違いだらけのネットワーク作り(515)2007/12/08
「NGNでもPPPoEのMTUは1454バイト」
うちの中にもクリスマス・ツリーが4つも、5つも飾られ、気持ちはすっかりクリスマス・モードです。 クリスマスのツリー、正月の門松など、
その季節らしいものがつねに眼に入っていると気持ちがなごみますね。 昨夜、英BTのヨン・キムさんと久しぶりに会い、4、5時間、いろいろ話しまし
た。 あいかわらず面白い話をする人で、ミシュランがなぜレストランガイドを作るようになったか、その理由を教えてくれました。 ミシュランはタイヤ
メーカーですが、昔のタイヤはパンクしやすく、ドライバーはパンクすると業者が直してくれている間、どこかで待たなきゃいけません。 「近くにおいしいレ
ストランはないの?」としょっちゅう聞かれるので、フランス全土をカバーするガイドブックを作ったのだそうです。 「パンク修理を待つお客様」のヒマつ
ぶしのためにレストラン・ガイドを作ったのです。 東京じゃあミシュランのタイヤなんてマイナーですが、東京のガイドを出したのはずいぶん宣伝効果に
なったことでしょう。 ちなみに東京のレストランの星の総数は192、パリはたったの92だそうです。 しかも港区とか中央区といった中心部に偏在。
あてになるのでしょうか?
もちろん、ネットワーク・ビジネスの話もしましたが、ここには書きません。
「NGNでもPPPoEのMTUは1454バイト」
NGNのサービス仕様書をちゃんと読んでおこうと一通り眼をとおしました。 無味乾燥でつまらないのはしょうがないですが、「かゆいところ」が残ってし
まうのは我慢できません。 かゆいところとは、「どうしてこんな仕様なのか」という理由が分からないことです。 UNIだから網内の仕組みなんて教える必
要はない、ということなのでしょうが不親切ですね。
たとえば、PPPoE接続のUNI。 MTUは最大1454バイトと結論だけ書いてあるのですが、理由が分かりません。 PPPoEだと1492バ
イトじゃないのか。 分からないことは分かる人に聴くのが自分で調べるより手っ取りばやいので、NTT西日本の人のケータイに電話しました。 気になる
とすぐに始末をつけてすっきりしたいのです。 電話というのはこういう時にしか使いません。 ふつうの人には急用じゃないのでしょうが、私には急用なの
です。
その人いわく、これはフレッツでも同じで、数年前に話題になったとのこと。 分かりやすい資料をメールで送ってくれました。 資料は「ネットワーク・
エンジニアとして」というホームページから引用したものでした。 引用元のURLはhttp://www.infraexpert.com/info/5adsl.htm、http://www.infraexpert.com/info/6adsl.htmで
す。 その中から図を3つ引用させてもらいます。 それにしても、この「ネットワーク・エンジニアとして」というHPはすごく充実していますね。 また、
何かのときに勉強させてもらおうと思います。



現在のフレッツでMTUが1454バイトである理由が一目瞭然ですね。 NGNのサービス仕様書にはPPPoEのことは書かれていても、L2TPについては書かれていません。 見えているPPPoEだけ
で考えるとMTUは1500バイト−PPPoEヘッダ6バイト−PPPヘッダ2バイト=1492バイトのはずなのに、なんで1454バイトなんだ、とかゆ
くなるのです。 NGNでは端末(ルータ等)と網の間はPPPoEですが網内ではPPPoEも、L2TPも使われていないそうです。 NGNだけを見ればMTUが1454バイトである必要はないそうなのですが、現行フレッツが並存するので1454にしてある、と言うことのようです。
たまに、こういうディーテールを追っかけるのも面白いものです。 もっともフレッツを使ってきた人にとっては「数年前」の話題でしょうが。 私もフレッ
ツは数1000回線使っているのですが、ここまでは知りませんでした。
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