間違いだらけのネットワーク作り(509)2007/10/27
「NextGNからNewGNへ」

 25日の講演、「ワイヤレス中心で考えるNGNと企業ネットワーク」は有明ワシントンホテルの広くて気持ちのいい会場で、気分よく話すことが出来 ました。 皆さん熱心に聴いてくれているのが壇上からもよく分かりました。  日経BPさんがさっそくアンケート結果を送ってくれました。   

1とても参考になった
41%
2参考になった 46%
3普通
 7%
4あまり参考にならなかった
  3%
5全く参考にならなかった 0%
無回答    
3%

  たくさんの方がコメントを書いてくれました。 主なものを紹介します。
「ワイヤレス通信に関し、従来の固定観念を変える講演であったように感じます。
全体的に非常に興味深く、有益な講演だった。」

「発想の転換ができ、非常に有用だと思っています。是非、毎年開催していただければと思っています。」

「講演者の主張が明確でわかりやすかった。」

「キャリアの立場から見ると、松田氏の自論を全て受けとめることができない。
特にフェムトセルは、光ファイバーのキャリアが苦しむだけではないのでしょうか。」

「個人的な観点からマーケットの捉え方、非常に楽しく聞くことができました。ありがとうございます。」

 こちらも、皆さんが興味深そうに聴いているのがよく分かったので、楽しく話せました。 この半年ほどでやった講演ではもっともスッキリ感のある講演でし た。
エッセンスは11月のITproのコラムに書くつもりです。

 ps:私の講演の最中にNTT東西からNGNの概要が発表されました。 ガッカリ。 講演の中で10Gイーサのサービスは楽しみだ、とほめたのに1Gで しかサービスしないとのこと。
それ以外にも目新しい情報がなく、物足りないニュース・リリースでした。

NextGNからNewGNへ

 有明での講演が終わり、そのまま銀座のホテルに移動。  このHPの間違いだらけのネットワーク作り連載500回突破記念講演会&パーティをし ました。
私とCSKホールディングス代表取締役の有賀さん、情報通信研究機構(NICT)理事の稲田さんの3人が短い講演をし、あとは皆さんと談笑しました。

 私のテーマは「ネットワークエンジニアの元気の素」。 皆さん、笑いながら聴いてくれました。  有賀さんはソフトウェア業界の革新について語ってくれ ました。
学生が働きたくなる、魅力ある業界にするためにはサービス化、プレハブ化への取り組みが必要だというのがポイントです。

 稲田さんのテーマは「既存ネットワーク技術の限界と新技術への挑戦」。 NGN(NextGenerationNetwork)はIP化が主眼です。 
しかし、IPを使ったネットワークはセキュリティ・コストの増大や、複雑化による拡張性の限界などの問題に直面しています。 それを解決するため研究開発 が
始まっているのがNewGenerationNetworkです。 日本語では次世代ネットワークに対して、新世代ネットワークです。 ちょっと紛らわ しいですね。

 すでに1ヶ月ほど前に日経新聞にNICTが中心になって日本でも研究開発が始まると出ていました。 新世代ネットワークは2015年頃の実用化を目指し ており、
IPにこだわらない、たぶん非IPの仕組みで作られます。 スピードはNGNがペタビット(ギガビット×1000=テラビット、テラビット×1000=ペ タビット)以下である
のに対し、新世代ネットワークはペタビット以上。  端末数はNGNが100億以下なのに対し、新世代は1000億以上。 あらゆるものがネットにつなが るユビキタスに
対応できます。 さらにIPではどうしようもない、SPAMやDOS攻撃をアドレス追跡によって制御することも可能になるそうです。

 気になるのは今から設備投資が始まるIPネットワークであるNGNが、2015年には非IPの新世代ネットワークで陳腐化するのではないか、というこ と。 
 NGNから新世代ネットワークへのロードマップは図のとおりです。(稲田さんのスライドから引用) NTTは設備投資の舵取りが大変ですね。
 新世代ネットワークはとても面白そうです。 ワイヤレスの次の勉強テーマになるかも知れません。
 いずれにしても、変化が続くことはとてもいいことで、新しい活用アイデアを考え、新しいビジネスを作り出すことが出来ます。
 



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