間違いだらけのネットワーク作り(507)2007/10/13
記事評「3.9G」

 今週はめずらしく、鹿児島に出張しました。 当地には歯科医をしている高校時代の同級生がおり、夕刻彼のクリニックを訪ね、昔話に花を咲かせまし た。  出張にはiPodTouchを持参しました。 これだけでは役に立たないので、5センチ平方くらいのポータブル無線ルータをブリッジモードに設定 して一緒に持っていました。 これをホテルのCate5の口に接続すると、いとも簡単にネット接続できました。 快適な使いごこちです。  Touch+ ポータブル無線ルータ、おすすめです。

 10月15日(月)にITproの新しいコラムが掲載されます。 テーマは「iPodTouch を山手線でネットにつなぎたい」です。 面白いこと請け合いなので、ぜひ、お読みください。
  
 10月25日セミナー「ワイ ヤレス中心で考えるNGNと企 業ネットワーク−光ファイバ引きますか、それともワイヤレスにしますか?」は既に、たくさん申し込みを頂いています。 ありがとうございます。  会場の広さに限りがあるので、これから申しこまれる方はお早めにしてください。

 「情 報化研究 会 HP「間違いだらけのネットワーク作り」連載500回突破記念・講演会&パーティ」は広い会場が確保できたので、立食ではなく着席にしました。  ちゃんとした横断幕や演台をホテルに用意してもらっています。  

記事評「3.9G」(日経コミュニケーション  2007.10.15)

 日経コミュニケーションの最新号に3.9Gのまとまった解説が載っています。  1月のドコモの新聞報道では100Mだったのですが、規格的に は最大300Mまで実現可能なのですね。 現行規格と3.9Gの分かりやすい比較表があるので引用しましょう。

世代
3.5G
3.9G
3.5G
3.9G
規格名
HSDPA
LTE
1xEV-DO
 Rev.A
UMB
標準化団体
3GPP
3GPP
3GPP2
3GPP2
最大伝送速度
下り:14M
上り:384K
下り:326M
上り:86M
下り:3.1M
上り:1.8M
下り:288M
上り:75M
変調方式
16QAM
64QAM
16QAM
64QAM
多元接続方式
CDMA
OFDMA/
SC−FDMA
CDMA
OFDMA
チャネル幅(片側)
5MHz
1.25−20MHz
1.25MHz
1.25−20MHz
MIMO対応
なし
あり
なし
あり
音声通信
回線交換
IP
回線交換
IP

 分かりやすいといっても、アルファベット数文字の用語の意味は勉強しないと分かりませんね。 勉強してください。  多元接続方式、なんていうのも分か りませんね。 有線通信の世界の「多重化」が無線では「多元接続」となるようです。 

 3.9Gは2007年中に標準化がおわり、2008年から製品出荷、2009年以降オペレータがサービス開始というスケジュールで、これは3GPPも 3GPP2もほぼ同じのようです。 ドコモは標準化の変化による孤立を避けるため、実証実験は2009年中に完了するが、商用サービスは早くて2010年 ころになる見込みとのこと。

 サービス開始時の速度は30M程度とのこと。 理由は300Mの最大速度を出すには20MHzの連続した帯域の確保とアンテナを4組使う4×4MIMO が必要だが、帯域の確保が難しいことから当初は5MHz幅でのサービスとなりそうなこと、端末に4つのアンテナを実装するのも困難なことがその理由。

 それにしても、12日の新聞によればWiMAX等を使う次世代高速無線通信のサービスが2009年3月から始まる見込みなので、これと3.9Gは重なり ますね。 オペレータがこれらを補完関係のサービスとして提供するのか、二者択一のサービスとして提供するのか興味あるところです。  

 ワイヤレスの世界は、高速化・定額化・多様化が進み、今度数年、眼が離せません。 NGN時代はどう考えても、光ファイバーではなく、ワイヤレスが主役 です。

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