間違いだらけのネットワーク作り(498)2007/08/11
「『線表』はNTT用語?(続)」

 梅雨明け直後の、もっとも暑い季節が私は一年で一番好きなのですが、東京のこの暑さはすごいですね。 宮島・呉の暑さに負けないどころか、今週、来週あたりは西日本より東京の方が暑いようです。 暑いのが好きだからといって、海や山に行くわけではなく、こうやってパソコンに向かっており、机の上には今週買った5冊の本があってHPを書き終わったら読もうと思っています。  ちなみに5冊の内訳は2700円の資料的本、ノンフィクションの文庫3冊、椎名誠のエッセイです。 資料とノンフィクションは講演やコラムの材料として買ったものです。 椎名誠の本は2年ぶりくらいに買いました。 これは頭を休めるための本です。  椎名誠はかつてほどの人気はなくなりましたが、一世を風靡した軽薄体と呼ばれる文章は健在です。 何より感心するのは還暦をすぎても、若い頃と同じように遊んでいることです。 これが読者が離れる原因でしょうね。 読者はふつうに年を取って、著者のように30年前と同じように遊ぶなんて不可能だからです。

「『線表』はNTT用語?(続)」

 7月30日にITproに掲載された「あなたは『まともな線表』が引けますか?」にはメールや掲示板への書き込みでコメントを貰いました。  

かつてNTT社員、今は外資系メーカーのAさん
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拝読していて、線表という単語は・・で思い出したのですが、新
人研修で、私は最初にこう言われました。

「周知と線表はNTT用語なので、他社とのMTGでは 使わないように
して下さい」

・・・ということで 私はNTT内では線表、それ以外ではスケジュ
ール、もしくはガンチャ(ガントチャートの略)と言っていました

# ちなみに今の会社では通じる人と通じない人がいまして、それはNTT
# と仕事経験があるかないか、なのです(中々興味深い・・)
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通信事業者につとめるBさん
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線表のお話ですが、おそらく線表という言葉を、今時、使わないという
ことではないでしょうか?
工程表と言えば通じるのではないでしょうか?

それとも、アクションアイテムという言い方をするかもしれません。
我が社ではその表現が一般的です。AI表とも言います。
個人的にはアクションアイテムというと事柄管理の様なイメージが強い
ので、あまり好きではないのですが、結局いつまでに何をするかという
ことを管理するので、線表になります。

工程管理に対する考え方やアプローチが、会社によって少し違うのかも
しれません。
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たぶんNTT社員のCさん(NGN討論板への書き込み)
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NTTおよび電電ファミリーに属する企業では使われていますが、
一般的なITコンサルタントや電電関連以外の業種では使って
いない言葉なのではないでしょうか。

日本のIT関連企業の代表格は電電ファミリーになってしまうので
用語集などでは入っているのかもしれません。
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*Aさん、Bさんは情報化研究会の会員で、Aさんには2000年の第1回京都研究会で講師をして貰いました。 Bさんは冬の東京での研究会の常連です。 Cさんは匿名なので誰か分かりません。 でも最初の一行が断定的なので、NTTグループの社員でしょうね。

*Bさんの会社はNTT以外の大手通信事業者の1社です。 アクションアイテムという言葉が使われる会社なので、その会社の人ならすぐ分かりますね。 逆に私はアクションアイテム表(AI表)なんて、聞いたことがありません。 たしかに、Bさんが言うように工程管理のツールである表をどう呼ぶかは、プロジェクト管理の考え方の違いを反映しているかも知れませんね。 これは細かく追究すると面白いと思います。

*私の場合はコラムに書いたように、毎週月曜日の朝、A3一枚にまとめられたたくさんのプロジェクトの線表で進捗会議をします。  開発プロジェクトは6ヶ月先までの線表を見ながら、リスクがないか線表に書かれていないことも含めてチェックします。  リスクを予測し、トラブルを予防するのが開発線表の目的です。

*新規提案プロジェクトの線表はいかに受注するかが目的です。 したがって、こちらの提案や折衝といったアクションだけでなく、お客様側の状況把握とそれに対応する次のアクションを考えることが重要です。 状況把握があまければ、状況把握のために誰に、何時までに会うべきかまでチェックします。 

*こんなことをするので、進捗会議が終わると線表は書き込みだらけになり、それを自席の後ろのスチールのカベにマグネットで貼っておくのです。 次週はこの線表と、メンテされた新しい線表で進捗会議をすることになります。
 

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