間違いだらけのネットワーク作り(490)2007/06/16
記事評「今どきの企業ネットワーク」

 「「さよなら、マイクロソフト」を目指す時代へ「企業ユーザーの視点で考えるNGNとインターネット」(25ページ)が掲載されたNetworkWorld誌8月号が、今週幕張で行われたINTERROPで書店より早く販売されました。  同誌の方に売れ行きをたずねると、例年だとムックや書籍の売上が多いのに、今年はこの雑誌がダントツの売上だったそうです。 具体的な数字は書けませんが、3日間で数100冊売れたそうです。 18日(月)からは書店で販売されるので、手にとって読んでいただければと思います。 ちなみに、私はINTERROPには行きません。

 入梅宣言が出たとたんにいい天気になって、今日は真夏の陽気ですね。 来週もいい天気が続きそうです。 
 

記事評「今どきの企業ネットワーク」(日経NETWORK 6月号)

 ネットワーク系の雑誌は、日経コミュニケーション、日経NETWORK、NetwrokWorldと3誌を読んでいます。 それに日経コンピュータ。 これらをすみずみ読むことはせず、関心のあるテーマや、ニュース的な記事だけ眼を通します。 今週取り上げる日経NETWROKの記事はとてもいいです。 約700社の企業からのアンケート回答をもとに、企業ネットワークの現状を分かり易くまとめています。 そのまとめ方、着目点がいいのです。 

 パソコン台数で企業ネットワークの規模を小、中、大に分けています。 小は100台以下、中は500台以下、大は501台以上です。 着目点は@外線電話回線の種類、A内線電話の仕組み、Bインターネット接続回線の種類、C基幹LANの種類、などです。  たとえば、「使われなくなった電話にお金をかけるべきではない」が今の私の主張ですが、そんなこと言うまでもなく、IP電話の普及は限定的であることが@、Aのデータから分かります。

@外線の種類
     従来回線のみ、050IP電話+従来回線、050IP電話のみ、0AB−J番号IP電話+従来回線、0AB−JIP電話のみ、
小:            65%、                        17%、                 3%、                                       4%、                       5%
中:      66%、           18%、        2%、                 6%、          2%
大:     63%、           15%、        1%、                 6%、           6%

A内線電話
小:従来回線のみ77%、PBXとVoIP−GW10%、自社にIP−PBX設置9%、IPセントレックス利用1%
中:         61%、           19%、            14%、             3%
大:         45%、           16%、            31%、             5%
 

 大企業でもレガシーなPBXの割合が50%を超えています。 これから、PBXが老朽化したときにどうするかが問題です。 私のおすすめはソフトフォン主体の自営SIPサーバです。
実際、私のオフイスは80%がソフトフォンで、据え置き型のIP電話機は20%ありません。 デュアルモード携帯は使える環境にありますが、一切使っていません。 
 
 ソフトフォンのいいところは、高価なIP電話機が不要、PCのLANがそのまま使えるのでLAN配線が不要、ハンドセットはUSBでPCに接続するので追加の電源や高価な給電スイッチングハブが不要、インストールが簡単なのでエンドユーザーがセットアップできるため工事料が不要。 このため、IP電話の大きなネックだった導入コストが大幅に安くなります。 さらに、デカイ据置型IP電話機についている中途半端なディスプレイと違って、PCのディスプレイを使ったテレビ電話やテレビ会議ができるソフトフォンもあります。

 ということで、私自身の好奇心はIP電話の方を向いておらず、もっぱら「さよなら、マイクロソフト」に向いているのですが、日経NETWORKの記事が面白かったので、久々にIP電話を取り上げました。
 
 

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