間違いだらけのネットワーク作り(486)2007/05/19
「3年前と変わらないIP電話屋さん」

 この前の日曜日は何だか気が乗らず、結局ITproの原稿を書きませんでした。 いつも15日前後に原稿を渡しているので、ちょっと遅くなったなと思いつつ昨夜書きました。  夜中の12時すぎにSkypeに友人がログインして来たので、思わず「こんばんは」とチャットを入れました。  Skypeはふだんまったく使っていないのですが、夜中の孤独な作業をまぎらすのにチャットはいいですね。 といっても2、3メッセージを送っただけですが。  先方も片付けなきゃいけない仕事を自宅でやっているところでした。 

 来週は日本新聞協会の講演のため、久しぶりで大阪に行きます。 ITproのコラムでそのエッセンスを紹介しますが、センセーショナルだけど、ちゃんと足が地に着いた内容になっていると思います。 下記のセミナーでも同じことをしゃべります。 
 

5月31日講演:「次世代インターネットvsNGN」場所:明治記念館
スピーカー:IIJ社長 鈴木幸一氏、 BTバイスプレジデント ヨン・キム氏、情報化研究会主宰 松田次博

「3年前と変わらないIP電話屋さん」

 16日水曜日に日経BP社主催のセミナーが恵比寿ガーデンプレイスのウェスティンホテルでありました。 「IPコラボレーション」というトラックに興味をそそられたので、たまには人の話を聴いて勉強しようと午後から出かけました。 結果は「IP電話屋さんの言うことは3年前とちっとも変わってない」という、期待はずれなものでした。 よくもまあ、同じようなことを何年もしゃべり続けられるものだと思います。 

 面白いと思ったキーワードはユーザー企業の講演にあった、「みなし経済効果」という言葉。 IP電話導入で電話の取次ぎとかの時間が何分節約できるので、経済効果が何億、といった計算方法です。 とても真似しようとは思いません。  びっくりしたのはこの会社が使っているIPセントレックス・サービスではグループ代表が使えないということです。 営業1課の代表番号に着信があり、代表の親の電話機がビジーだと次ぎの電話にすべっていくという、ふつうの機能です。  4年前から動いている東京ガスさん等に使っていただいているIPセントレックスでは必須の機能として最初から使われています。  着信をすべらせる方式も、サイクリック、スイッチバック、などいくつかの中から選べます。  PBXでは当たり前のグループ代表が組めないと、電話の使い方はまったく変わってしまいます。 よくエンドユーザーが我慢したものだと思いました。

 ベンダー3社も講演しましたが、目新しさは感じられませんでした。 最後は日経コミュニケーションの記者が講演。 一番記憶に残ったのは企業ユーザーの調査結果で、IP電話機を導入している企業は2006年時点で2割に満たないという数字です。  さらにその中でプレゼンスだなんだと、「IPコラボレーション」的な使い方をしているのは1割程度とのこと。 このページにも繰り返し書いているとおり、電話そのものが使われなくなっているので、いろいろ屁理屈をつけてもIP電話はむつかしいということでしょう。 パソコンとケータイがあれば十分というビジネスマンが多いのではないでしょうか。 
 
 

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