間違いだらけのネットワーク作り(468)2007/01/13
記事評「電話を再発明する−Apple」

 2月9日NET&COM2007講演「5つの『vs』で考えるNGN時代の企業ネットワーク」は申込みがどの程度来ているか気になっていたのですが、11日に既に100名を突破したというメールを貰いました。 昨年の同時期に比べて6割以上多い申込みです。 ホッとしました。 情報化研究会の方や、このページを読んでいる方がたくさん申し込んでくれているのだと思います。 ありがとうございます。 今年で連続8回目の講演なのですが、これまででもっとも多かったのは東京ガス・IP電話について講演した2003年で、400人の会場があふれました。 今年はどこまでその記録に迫れるか楽しみです。

 1月9日にITPROに掲載された、「『提案』と『コンサルティング』の違い」は皆さんの関心が高いだろうとは思っていましたが、予想以上でした。 ITPROの巻物のように長大なトップページで、ITPRO Watcherのコラムは一番下の位置に冷遇されているので、なかなかITPro全体でのアクセスランキングでは10位以内に入らないのですが、今回は久しぶりにランクインしました。 

2月9日NET&COM2007講演「5つの『vs』で考えるNGN時代の企業ネットワーク」
 

記事評「電話を再発明する−Apple」

 今週のネットワーク関係のニュースで一番面白かったのが、このニュースです。 Appleは、Jobs氏は、なぜ、こんなに人をワクワクさせるのが上手なのでしょう? 電話を再発明する、とはインパクトがあって、カッコいい表現です。 

   Jobs氏が1月9日にMAC MacWorldSanFranciscoで発表した携帯電話機、iPhoneはMAC OS Xを搭載した3.5インチ全面タッチパネル液晶のスマートフォンで、スタイラスペンでなく指先で快適にスクロールや文字入力が出来、GoogleMAPやSafari(ブラウザ)などデスクトップなみのアプリケーションが使えるとのこと。 iPodと同等の音楽・映像の再生機能をそなえ、メール、ボイスメール、SMSなどのコミュニケーションツールも簡単に使える、という面白そうなモノです。

 米国では2007年6月に発売、4Gバイトのフラッシュメモリーを搭載したものが499ドル、8Gが599ドルとのこと。 欧州での発売は第3四半期、アジアは2008年。 動画レポートを見るとイメージがよくつかめます。 Jobs氏のかん高い声も聞こえて、この動画レポートというのはなかなかいいですね。 Jobs氏というスターの、ユーモアたっぷりのプレゼンを楽しむ会場のふんいきがよく分かります。 

「電話を再発明する」---Jobs氏がMac OS X搭載の携帯電話機を発表

【動画レポート】これが「iPhone」のユーザー・インターフェースだ(前編)

【動画レポート】これが「iPhone」のユーザー・インターフェースだ(中編)

【動画レポート】これが「iPhone」のユーザー・インターフェースだ(後編)
 

 私のNET&COM2007の講演レジュメでは、「ケータイは電話機ではなく、メール機でもなく、○○○になった。」と書いてあります。 答えは想像がつくでしょうが、ここには書きません。 私の言い方は「電話を再開発する」ほど、カッコよくありませんが、「ケータイは○○になった」という言い方になります。 しかし、○○になったケータイをiPhoneは象徴しています。

 それにしても、Appleがすばらしいのは、いつもUI(ユーザー・インタフェース)を大切にすることです。 山のようにたくさん盛り込まれたケータイの機能。 いくら高機能でも、使い勝手が悪いものは使われません。 機能が高度化し、多様になればなるほど、いかに簡単に使えるようにするか、UIが重要です。

 動画レポートではJobs氏の手元はよく見えないのですが、iPhoneはかなりうすくて持ちやすそうです。 指先での画面切り替えやスクロールは軽快に見えます。 私はウィルコムのW−ZERO3を初代の機種と、esと両方試してみました。 スタイラスペンは細すぎて持ちづらいし、文字をタッチ入力しようとするとパネルに表示される字が小さくてイライラします。 結局、あまり使わなくて引き出しに入れっぱなしになっています。 

 ちなみにiPhoneの日本での発売時期は明確にされていません。 海外の携帯電話の規格と日本は違うのが影響しているのでしょう。 困ったものですね、グローバル・スタンダードからはずれているということは。 ユーザーも、端末メーカーも大いなる機会損失を被っています。

 

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