間違いだらけのネットワーク作り(441)2006/07/01
講演予告「ユーザー視点から見るNGN」

6月26日にITPROに掲載された「名刺からFAX番号をなくそう」は皆さんの関心が高かったようで、ITPRO、ITPROWatcherともアクセスランキングで上位になりました。 この記事は情報化研究会HPの記事に対して、会員の方からいただいた感想やコメントを参考にしています。 母体はHPの記事「IP電話で活躍するレガシーPBX」 です。 このテーマだとインパクトがないので、名刺からFAX番号をなくそう、という題に変えました。  エコーに関する技術面では情報化研究会のAさんに、FAXのセキュリティを問題にしているというエピソードは同じく会員のBさんに教えてもらいました。 いわば、この記事は私とAさん、Bさんのコラボレーションの結果です。 研究会仲間はやはり、ありがたいものです。 

 
講演予告「ユーザー視点から見るNGN」

新社会システム総合研究所主催セミナー「ユーザー視点から見る企業の次世代ネットワーク構築」(7月18日明治記念館)」まで2週間あまりとなりました。 事務局によると、NTTグループはじめ、既にかなりの申込みが来ているようです。 私の前に英BTの方と、NTTの人が講演するのですが、お二人がキャリアの立場であるのに対し、私はユーザーとしてNGNをどう見るべきか、どう使って行くべきか、何を期待するか、ということを話したいと思います。

春のNET&COMの講演ではネットワークのトレンドとして、私が今キャッチフレーズにしているのは「ネットワーク・リストラと高度利用」だということを話しました。 実際、これを実践しています。 では、これに続く次のフェーズ、だいたい2008年から2010年にかけては何をキャッチフレーズにするのがいいか、言い換えると企業は何を目的にネットワークの見直しなり再構築をすべきか、というのが私の講演、「ユーザー視点から見る企業の次世代ネットワーク構築」の主題です。

企業はNGNを勉強して、それをどう活用すればいいのでしょう。 コンセプト先行で具体的なサービスが充分見えてない現段階でどこまで具体的なことが言えるか、難しいところもあります。 ポイントとなる見方は「ユーザーにとってNGNに"surprise"があるかどうか」だと思っています。  私自身はsurpriseがあって欲しいと期待しています。 東京ガスのIP電話以来、大きなsurpriseはネットワーク業界で起こってないのではないでしょうか。 ちょっと淋しいですね。 NGNで、これまで考えられなかったような便利なことが出来たり、楽しいことが出来るといいのですが、果たしてそんなモノはあるのでしょうか?

また、NGNで主役となるのは誰なのでしょうか? キャリアなのか、ユーザーなのか、機器ベンダーなのか、ソフトベンダーなのか。 そんなことを考えつつ、講演スライドを作成中です。 スライドの完成は7月11日の予定です。 以下は現時点でのレジュメですが、インパクトをもたせるため変える可能性大です。 講演に対して、HPの記事同様に皆さんからのフィードバックがあることを多いに期待しています。 私も、講演を通じて勉強させてもらいます。
 

「ユーザー視点から見る企業の次世代ネットワーク構築」

 2010年ころの完成を目指してキャリアの構築が進むNGN。企業はそれをどう活用すべきだろうか。講師の考える答えはシンプルだ。「企業はNGNを先取りすべきだ」キャリアが目指すNGNの内容はどのキャリアであれ、3つに集約される。光化、IP化、高度サービスだ。しかし、主要3社、NTT、KDDI、ソフトバンク、それぞれに戦略的な力点は異なっている。
 企業がNGNを先取りするには、NGNの背景と狙いを知り、各社の特徴を理解して、取り入れるべきアイデアやサービスを組み込んでネットワークを設計する必要がある。
 本講演では、NGNの背景と目的、各社の特徴を簡明に述べるとともに、NGNのメリットを早期に享受するための企画・設計の考え方を事例を交えて解説する。

1.企業ネットワークの動向とNGN
2.主要3社(NTT、KDDI、ソフトバンク)のNGNの戦略と特徴
3.ユーザーにとってNGNのメリットは何か?
4.NGNを先取りするポイント
 (1)自営FMC
    ・企業のIP電話はどうなっているのか?
    ・自営FMCの目的
    ・自営FMC設計の考え方とポイント
 (2)光化の実現方法
    −専用線を捨てるための考え方
 (3)IP化−設備の統合、メディアの統合
 (4)高度サービスのキーワード
    ・通信と放送の融合
     −リアルタイム・マルチキャスト配信
    ・IPv6
    ・電気通信番号とSkypeID
    ・ネットの向こうの通信サービス
     −Google Gmail(GoogleTalk)
5.モデル事例
6.質疑応答
 
 

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