間違いだらけのネットワーク作り(438)2006/06/10
「IP電話でのFAX(3)」

今日は6時から次男の所属するオーケストラのコンサートがあるため、手早くこのページを書こうとしています。 今週はインターロップがありましたが、行きませんでした。 部下の何人かに行ってもらい、資料収集だけしてもらいました。 集まったパンフレットをさっとながめましたが、目玉と呼べるものはないですね。 面白いと思ったのは、NTTコミュニケーションズの「香り伝送」のパンフレット。 香りそのものが送れるわけではありませんが、受信側に香りの要素の入ったボックスがあり、送信側はその要素の配合情報を送信するのです。 受信側はそれに基づいて香りを調合して発生させます。  ハワイのビーチの香り、あるいは上高地の山の香り、そんな香りを送るオンラインサービスも面白いかも知れません。

この香り伝送の原理はG.729などの音声伝送と同じです。 G.729ではG.711のように人間の音声をそのままデジタル化して送信していません。  先ず単位時間の音声をデジタル化し、それにもっとも類似している音声サンプルのcodeを送信しているのです。 受信側はそのcodeで自分の持っている音声サンプルを引いて、再生しています。 
 

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「IP電話でのFAX(3)」
 

先週のFAXの記事はけっこう反応が大きく、アクセスも多かったですし、会員の方からメールも頂きました。 それを紹介します。

Aさん
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ホームページにFAXに関して書かれていましたが、我が社では、FA
Xはなるべく使用しないように、ということになっています。

理由は、やはりセキュリティ上の問題からです。
今回のニュースインデックスにも書かれていたように、あらゆる記録を
取ろうとしていますので、当然メールや閲覧したHPなどは記録は
できるのですが、FAXはチェックできない、という理由が大きい
ようです。
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Bさん
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オフィスはIP電話を導入していますが、FAXはIP電話でなく割安な電話回線サービス
の回線で使っています。
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Cさん
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ISDNのダイヤルインの電話に対する長時間停電対策についてです。

以前、電話をまったく担当したことのないSIerさんが、事務所の引越しを
一括請負したことがあり、ISDN専用のNTT交換機の番号をアナログとして
PBXに接続して使うという誤った設計をしたことがありました。
(電話局側で番号によってISBN専用、アナログ/ISDN兼用があること
など一部の人しか知らないので 無理もないといえばそうですが。。)

番号は取引先に連絡済でしたので、ダイヤルインそのままでは停電時の
対策が採れません。l困ったなと思っていたら、出たばかりの、ISDN電話と
通常のPBX内線の両方をつなげることが可能な電話機(1台6万円!)を
値引きして入れてくれました。

停電時は、ISDNのダイヤルインをそのまま この高価な電話交換機で
受けることができます。
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*Aさんのセキュリティの観点は面白いですね。 コピー機もログが取れるものがあるので、たぶん複合機ならFAXのログが取れるかも知れません。

*BさんのオフィスはIP電話の事例としてはけっこう有名なところです。 やはり、FAXは対象外としているのですね。 単独回線を引き込んでいるのは
ちょっとぜいたくな気がします。

*Cさんは停電対策にまつわる話。 分からないところが2点あります。 ISDN専用の交換機の番号が、アナログとしてPBXに接続してつながるのはなぜか。
ISDN電話と内線の両方をつなげることが可能な電話機だと停電しても大丈夫なのはなぜか。 の2点です。 

*ちなみにNTTコミュニケーションズのHPにはFAQにこんな記述があります。
.Phone IP Centrex
Q31 ファクスは利用できますか?
A31 ファクスの送受信は可能ですが、一部ファクスの機種・NW状況によっては、正常に送受信されない場合があります。ご利用いただけない場合でTAに加入電話を接続している場合には、電話番号の先頭に「0000」を付加して一般の電話網によりご利用ください

やはり、FAX送受信を確実に行うにはレガシーな電話回線が必要ですね。

 

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