間違いだらけのネットワーク作り(436)2006/05/27
セミナー予告「日英・次世代ネットワーク戦略」

今週、SIPをコアにしたIP電話システムを開発しているベンチャーの人と話をしていて、笑ってしまいました。 持参したノートPCを立ち上げて
デモをしてくれたのですが、Skypeが立ち上がって次々とコンタクトリストの相手がサインインして来たからです。 「たくさんの人とSkypeを使って
いるんですねえ」と言うと、「うちはデフォルトSkypeですから」と言われて笑ってしまいました。

SIPをコアにした会社がSkypeとは。 でも、数10人規模の会社で全員がSkypeを使うと、コラボレーションにはすごく便利だと言うことは
良く分かります。
 

セミナー予告「日英・次世代ネットワーク戦略」

 新社会システム総合研究所主催のセミナー「日英 次世代ネットワーク(NGN)戦略」のプログラムと講師が決まりました。
私は3人目の講師としてユーザの視点から各社のNGNを比較し、それをどう活かすかをテーマに講演します。 

 活かすといっても、今現在NGNがサービスされているわけではありません。 NGNの活かし方には2とおりあります。 
NGNのサービスを使う、NGNのアイデアを取り入れる、この2つです。 今すぐできるのは後者です。

 キャリアから「与えられる」NGNを使うという消極的な利用ではなく、NGNのアイデアを先取りし、各社のNGNサービスを
比較・選択して取り入れていく。 主体的、積極的にNGNにかかわりましょう、という内容です。

 私のテーマとレジュメは次のとおりです。
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「ユーザー視点から見る企業の次世代ネットワーク構築」

 2010年ころの完成を目指してキャリアの構築が進むNGN。企業はそれをどう活用すべきだろうか。講師の考える答えはシンプルだ。
「企業はNGNを先取りすべきだ」キャリアが目指すNGNの内容はどのキャリアであれ、3つに集約される。光化、IP化、高度サービスだ。
しかし、主要3社、NTT、KDDI、ソフトバンク、それぞれに戦略的な力点は異なっている。
 企業がNGNを先取りするには、NGNの背景と狙いを知り、各社の特徴を理解して、取り入れるべきアイデアやサービスを組み込んで
ネットワークを設計する必要がある。  本講演では、NGNの背景と目的、各社の特徴を簡明に述べるとともに、NGNのメリットを早期に
享受するための企画・設計の考え方を事例を交えて解説する。

1.企業ネットワークの動向とNGN
2.主要3社(NTT、KDDI、ソフトバンク)のNGNの戦略と特徴
3.ユーザーにとってNGNのメリットは何か?
4.NGNを先取りするポイント
 (1)自営FMC
    ・企業のIP電話はどうなっているのか?
    ・自営FMCの目的
    ・自営FMC設計の考え方とポイント
 (2)光化の実現方法
    −専用線を捨てるための考え方
 (3)IP化−設備の統合、メディアの統合
 (4)高度サービスのキーワード
    ・通信と放送の融合
     −リアルタイム・マルチキャスト配信
    ・IPv6
    ・電気通信番号とSkypeID
    ・ネットの向こうの通信サービス
     −Google Gmail(GoogleTalk)
5.モデル事例
6.質疑応答
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他の講師はBritish Telecomのヨン・キムさんとNTTの人です。 ヨン・キムさんは以前、私にBT Fusionについて説明してくれた人です。
http://www2j.biglobe.ne.jp/~ClearTK/atm_fr/m060318.htm

このセミナーではさらに詳しくBTのNGN戦略を聞けるので、楽しみにしています。 NGNがインフラの革新ではなく、ビジネスモデルの革新だという
観点が面白いですね。 NTTの話はレジュメだけから見ると、「キャリアのためのキャリア」を目指しているのかな、という印象を受けます。
実際、講演を聞いてみたいと思います。

いずれにしても「NGN」というキーワードでネットワークやITの世界が盛り上がるといいですね。

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