間違いだらけのネットワーク作り(435)2006/05/20
「OSPFでのロードバランス」

 昨日は博多に出張。 台風1号の影響が心配でしたが、飛行機は定刻どおり福岡空港に着陸しました。 よく知られているように福岡空港は市内に近く、地下鉄を使って10分ほどで市内のお客さまビルに到着。 月次定例会が終わり、食事をして帰ろうと歩いて5、6分の中洲川端商店街へ向かいました。
 ここはアーケードのある商店街で服飾関係の店を中心ににぎわいがあります。 一昨年の夏に研究会旅行でこの商店街にあるしゃれた居酒屋を使ったのですが、その店を目当てにしたのです。 地元でとれた魚介の料理がおいしく、焼酎の種類が多い店でした。 しかし、残念なことに見つけられませんでした。 商店街を中州方向に歩いて左側の、2階にある店、という記憶があり、行けば分かるだろうと思ったのですが店構えの写真的イメージが頭に残ってなかったのです。 別の店に入りましたが、はずれでした。

 5月22日(月)、ITPROの間違いだらけのネットワーク作りに新しいコラムが掲載されるのでお読みください。
 

「OSPFでのロードバランス」
 今日の話題は昨日の博多で出たものです。 ネットワークの主要部分の回線を二重化し、2本の回線をOSPFの等コストマルチパス(ECMP)で負荷分散しています。 しかし、これが不完全なケースがあるという話です。 ECMPの動きはルータやL3SWによって異なりますが、多いのはIPアドレスごとに振り分ける方式です。 たまにIPアドレスと関係なく、1パケット単位で振り分けるものもあります。 

 今回問題となったのはL3SWの動きです。 IPアドレスによって2本の回線のうちいずれに振り分けるか決めている機種です。  回線が1本障害になると当然ながら、残りの1本ですべてのトラフィックを流します。 障害が回復すれば元通り、2本でロードバランスされる、と思います。 ところが、このL3SWでは自動的には元に戻らないのです。 ルーティングに使うルートキャッシュが1本に片寄せした状態のままで、キャッシュをリセットしてやらないと元に戻らない仕様なのです。 なんと気のきかない仕様かと思いますが、今のところ運用でカバーするしかない状況です。 

 もう一つの問題はIPアドレス単位で振り分けると、ECMPといいながら、トラフィックの多いサーバがどちらかにかたよると、2本の回線のうち一方だけ使用率が高く、もう1本は空きすぎているということが起こります。 これを解決するにはトラフィックの多い特定のサーバにスタティックルートを切り、回線を指定してしまうのが簡単な方法です。 

 また、博多のネットワークとは関係ないのですが、別のネットワークではECMPを動かしたときのルータの処理負荷が問題になったこともあります。 ECMPはOSPFでネットワークを構成する上で使いたい機能ではあるのですが、簡単そうに見えて一筋縄でいかないところがあります。

 話は変わります。 無線LANケータイ端末が1万円台で手に入るようになったようですね。 7月から新しい端末の出荷が始まるので現行端末の安売りが始まったということでしょうか。 安けりゃ売れるというものではないと思うのですが。 私は新端末が出たからと言って、劇的に無線LANケータイが流行るとは思っていないのですが、さて、どうなるでしょう。
 

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