間違いだらけのネットワーク作り(430)2006/04/15
「京都研究会模様」

先週、松下電器のIP電話について書いたら、今週届いた日経コミュニケーションに記事が出ていましたね。 知りたいことは書いてありません。 何故、デュアルモード携帯でなく、PHSを採用したのか。 新聞に書かれていた外出先でPHSとして着信をうけるという使い方が図示されてないのはなぜか。 外出先で使うなら、ウィルコムと契約しているのか。  PHS−GWやPSTN−GWを置くくらいなら、PHSが楽につながるPBXを置いて、GWでIPセントレックスに接続した方が安くないのか。 PHSがつながるGW+PSTNがつながるGW≒PBXですね。 設備を持たないことで陳腐化リスクを避けるのがIPセントレックスの目的であり、PBXレスがその手段なのですがPBXレスとはいい難いのではないでしょうか。 FAXはIP電話網では100%は保証されません。 FAXの収容はどうしているのでしょう。 膨大な数のFAXに単独回線を引いたのでは不経済すぎます。 PBXならISDN等の回線を集約して多くのFAXを収容できます。 想像するにPSTN−GWがPBXなのでしょうね。 でないとFAXの始末がつきません。 全体を一言でいうとIP電話とレガシーな回線交換であるPHSが同居した「ハイブリッド型」IP電話ですね。

日経コミュニケーション4.15日号81ページの図は、外出先でのPHSとFAXの収容が書き加えられないと図としての価値は半減です。
 

「京都研究会模様」

4月8日土曜日、京都研究会を開催しました。 38名が参加。 集合写真を会員ページに掲載しています。

何人かの人から感想メールを頂きました。

東京のAさん「土曜日は大変お疲れ様でした。電車賃かけても伺う価値がある研究会でし
た。これまで数回出席させていただいて思うのですが、会に参加して情報や人脈を得
られるということはもちろんなのですが、それにも増して松田さんのエネルギー、そ
れに惹かれてくる皆さんのエネルギー、それらを頂きにいっているのだと思います。」

京都のBさん「お話の内容は大変興味深く、特に営業の戦略(入札案件の戦略)などのお話は衝撃でした。
まだまだプロのSEとして胸をはることはできませんが、日々勉強し成長したいと思っております。」

Aさんは打ち上げに参加し、日帰りで東京に帰ってしまいました。 東京から参加の11人のうち3、4人が日帰りでした。
絶好の花見シーズンなのに、桜など関係なく研究会だけのために来てくれたのは嬉しいかぎりです。

テーマは私の講演が「これからどうする企業ネットワーク」とIPモバイル取締役丸山さんが「IPモバイルの戦略と技術」でした。
私の話は例年と色合いを変えて、ネットワークエンジニアあるいはIT営業マンの心得のような話を最後につけ加えました。
オフネットの研究会は入社2年目から30代前半の若手が多いからです。 

こんなスライドを使いました。

このスライド1枚で楽に1時間は話せます。 しかし、ここで中身を文章化すると量が膨大になるので一番上の「給料は会社から貰うのか」だけ、簡単に答を書いておきます。 「給料はお客様から貰っている」ものです。  これが分かっていない人が多いのです。 私が見積もりのチェックをするときによく言うのは、「あなたの給料はどこから出ていると思っているの? この見積もりの中に入っているんだよ。」という言葉です。 
 

丸山さんの話は私とは対照的にキチンとしたものでした。 印象に残ったポイントをいくつか書きます。
○IPモバイルのTDMA方式はWiMAXと比べて干渉に強く、電波の利用効率が高い。 TDMAの15Mhzで実現できる帯域幅は、WiMAXだと30Mhz必要。
○IPモバイルの月額利用料は3000−4000円、端末は2万円程度、無線LANルータが2万円+α
○ITUで4G(第四世代携帯)の検討は進んでいない。 3Gから4Gへの移行の間にLTE(Long Term Evolution)が提案されている。 そこで使われる技術の候補がTDMAやW−Cdma、次世代PHS。
○2010年に4Gが実用化されるのは疑問

翌日日曜日は清水寺と高台寺で花見をしました。 近くにある坂本竜馬のお墓にも参りました。 竜馬の墓は京都の町を見下ろすいい場所にあるのですが、ごく小さなお墓でした。 清水はソメイヨシノが多く、ちょうど満開。 北の政所(ねね)が創建した高台寺にはみごとなしだれ桜(写真)が咲いていました。 


 

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