間違いだらけのネットワーク作り(426)2006/03/18
「英BTのFMC(続)」

今日、3月18日で寝台特急「出雲」が引退します。 2年前に研究会仲間で城崎へカニを食べに行くため、金曜夜9時東京発の出雲に4人で乗りました。  自由に使える食堂車が連結されており、ほとんど貸切状態でした。 ふるびたテーブルに白いテーブルクロスを広げ、仲間のWさんがサンフランシスコから買ってきたばかり(成田から東京駅に直行)の上質なカリフォルニアワイン3本、グラス、数種類のチーズを並べると、そこだけ高級レストランのようになりました。 ちなみに、テーブルクロス、ワイングラス、それとワインオープナーはUnited航空からWさんがもらって来たものです。 夜中まで時間のたつのも忘れて談笑しました。 あんな、時間と空間をたっぷり使ったぜいたくな汽車旅が出来なくなるのは残念なことです。 

第7回京都研究会まで3週間になりました。 今週13人の方から申込みがあり、現時点で32名参加です。 まだ会場にはスペースがありますので、会員の方はどんどん申し込んでください。
 

「英BTのFMC(続)」

木曜日にBTのバイスプレジデント キム・ヤンさんが来てくれBTのFMC、BT Fusionについて色々教えてくれました。 かなり誤解していた点がありました。 ポイントを箇条書きにまとめます。 最近英語を使ってないので、聞き取りミスが交じっているかも知れません。

@FMCの方式
 私はSIP/IMS方式かと思っていましたが、UMA(Unlicensed Mobile Access)でした。 ケータイの基地局をユーザ宅に設置する方式です。 ただし、KDDIが企業内においてサービスしている高価な基地局ではなく、家庭に設置する小型のAPというべきものです。 BTでは”HUB”と呼んでいます。 無線はBlueToothとWiFiが使えるそうです。

 SIP/IMS方式は今年後半に予定されているWiFiのサポートと同時に使うそうです。 

Aなぜ、WiFiでなくBlueToothを使ったのか
 理由は3つ。 まずBlueToothの方がWiFiより消費電力が少なく、バッテリーの持ちがいいこと。 これが外出先と家庭内とでデュアル端末を使うコンシューマーには大事な要件だそうです。 企業内で使うには充電を頻繁にしても大きな不便はありませんが、コンシューマーの使い方では頻繁な充電は利便性を損なうということです。 BTのFMCはケータイとBlueToothの間で通話中のハンドオーバーを実現しています。 そのためにはケータイとBlueToothがつねにONになっている必要があります。

 2つめはWiFiよりBlueToothの方が端末メーカーの対応が早かったこと、3つめはBlueToothのシグナルがWiFiより強いことです。 WiFiへ移行する目的はホットスポットで使えるようにすることだそうです。 WiFiでも音質に問題が出ないよう、802.16eに対応し、CAC(Call Admission Control)も行うとのこと。

B端末はただで配っているのか
 端末を無料で配布していたのはトライアル期間であった昨年6月から10月まで。 その後は有償。 

Cユーザ数は?
 昨年11月に新しい端末を出荷してから、ユーザ数は毎月万の単位で順調に伸びているそうです。 今後、さらに端末のバリエーションを増やすそうです。 派手な広告宣伝は行わず、もっぱらWebを通じて販売しているそうです。

 ターゲットはBTのブロードバンドユーザ 250万。 ちなみにBTのブロードバンドユーザは650万だそうですが、うち400万はホールセールでありBT直接のユーザではないそうです。

 法人向けのサービスもするそうですが、詳しい話は聞けませんでした。

Dハンドオーバー時の課金方法は?
 家庭のHUB配下で発信した通話は安価な固定網を通じてつながります。 通話しながら外出するとケータイ網にハンドオーバーしますが、課金は通話が終わるまで固定網のままだそうです。  逆に外出先で発信するとケータイ網の課金になり、そのまま帰宅して固定網にハンドオーバーした場合は、通話が終わるまでケータイの課金だそうです。 ハンドオーバーで課金方法を変えると複雑になるからです。

E電話番号は?
 電話番号は以前このページに書いたとおり、ケータイの番号をそのまま使うそうです。 イギリスではケータイの番号は”07”で始まるとのこと。 一つのHUBには6端末まで登録でき、3端末まで同時通話可能。  BTFusionのユーザが友人の家に行き、そこにHUBがあるとパスコード(HUBを使うためのパスワード)教えてもらえば使えるそうです。 

Fユーザは何がうれしいのか?
 やはりケータイ通話料の削減です。 自分の部屋から友人にケータイと同じように電話をかけても、午後7時から翌朝7時までのオフピーク時間帯なら何時間話しても料金は5.5ペンス、10円程度だそうです。
 

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