間違いだらけのネットワーク作り(423)2006/02/25
「間違いだらけのペーパーレス」

昨日の荒川静香のスケートはすばらしかったですね。 朝6時に起き、最終組のコーエン、荒川、村主、スルツカヤの演技を観ました。 荒川の余裕のある優雅なスケーティングは他を圧倒していました。 イナバウアーは何度見てもきれいですね。 対してコーエン、スルツカヤはジャンプで転倒するなど、生彩を欠きました。 荒川はライバルが大きなミスをしたから運良く勝てたのでしょうか? そうではない、ということが昨夜のNHKのニュースで分かりました。 勝負は前日の公開練習の時についていたのです。 荒川が周囲の選手を気にせずマイペースで完璧な演技の復習をしているのに対し、スルツカヤやコーエンはチラチラと荒川に視線を送り、その様子を気にしながら練習していたのです。 これはスルツカヤやコーエンが荒川の方が自分より上と認めていた、ということではないでしょうか。 そんな気持ちが本番でプレッシャーとなって単純なミスにつながったのではないかと思います。

16歳で長野五輪に出場して13位。 ソルトレークには出場できず、2004年のW杯で優勝、2005年は採点ルールの変更でW杯9位と惨敗。 そこから1年足らずで金メダル。 この間の努力と、五輪2ヶ月前にコーチを解任し、曲を変えるという意思の強さと決断力。 こんなsuperな女性が日本にいたのですね。 2月24日という日は荒川の日でした。 荒川のおかげで1日、気分よくすごせました。 
 

「間違いだらけのペーパーレス」

月曜日に日経バイト12月号の間違いだらけのネットワーク作り「間違いだらけのペーパーレス」がITPROに掲載されました。 ITPROのランキングは目立つ位置に大きな見出しで掲載されると、とたんに上がります。 今回の記事はまったく目立たない下の方に小さな文字で掲載されたのですが、テーマが良かったせいかけっこうランキングの上位に来ました。 コメントの書き込みもいくつか頂きました。

間違いだらけのペーパーレス(ITPRO)


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[2006/02/23]
「外部から入ってくる紙の文書や既存の様々なドキュメントを電子化するスキャナー,…」、これは著作権侵害にならないのだろうか? 色々調べてみてもこの点に触れた情報が無い。
複写に関しては、日本複写権センターという枠組があって正当化されているが、オフィスにおけるペーパーレス化で発生する、著作物のスキャナ等による電子化が認められているのか非常に疑問。ペーパーレス化している企業はどのようにして、著作権問題を解決しているのだろうか? 知りたい。
(40代,ハード・ソフトベンダー,一般ユーザー部門 )

[2006/02/22]
古紙はダブついています。再生紙を使用することは、必ずしも地球に優しいとも限りませんが、紙を使うことが地球に優しくないともいえません。環境だけをいえば、消費電力の大きな部分を発熱に使用するIT機器が、紙の消費量を減らすだけの投資効果とも思えません。見えれば良いだけの仕事と、見えたあとの何かが必要な仕事を、明確に区別することができるかどうかは、労働者ではなく経営トップの問題です。

[2006/02/21]
●同感です。私も定型化できない作業は、10ページ単位でプリントアウトして、書き込みをし、終わったら捨てるということを繰り返しているので、地球環境に対して後ろめたく思っています。
●MS-DOS、漢字Talkの時代から、スプレッドシート、作画ソフトを思考ツールに使おうと試みましたが、落書き感覚で数式を書けるものが無いので、決定版はありません。ギリシャ文字はもとより、指数を書くのも、時間微分の簡易表記の・を記号上に書くことすら出来ないのが痛い。
●メモ書きをコピー・移動したり、正確な平行線をメモ描き出来る機能はタブレットPCに期待するのですが、紙をめくってデータからデータへアクセスする感覚は、紙データに勝てません。
●でもICマスクの表示は、PCの能力増加によりチップ全体表示から数十ナノ平方の素子表示への瞬時の拡大、パターンの描き替え、任意の複数マスクの重ね合わせ表示がマウス操作だけで出来るようになったので、いまさら紙には戻れません。
(40代,その他,研究・開発部門 )

[2006/02/21]
会社の文化を変えないと紙は減らない。会議のときはノートPCを持ち込み、メモもPCで書くなど。創造的な思考も紙に書くのではなくPCで表示し、PC上メモにコメント記載したり、電子的ポストイッツで強調するなど。過去の習慣にとらわれていると難しいが、慣れると「容易に検索できる」「記録容量が無限に確保できる」「他者と容易にデータ交換できる」「貼り付けなどですぐに資料作成に流用できる」などのメリットがある。市販の本に書き込む以外はほとんどPCで対応可能。紙の使用量を個人別に発表すると使用量大きく減るかも(笑)。情報リテラシー向上のためIT教育に取り込んでもいいのではないだろうか。環境にもやさしいし?
(40代,通信事業者,システム企画部門 )

[2006/02/20]
私は筆者がおっしゃる様な業務もほとんどペーパーレスでやっていますが、さほど不自由を感じません。紙が不可欠なのは、プリント基板のパターン図とかICのマスク図くらいです。単に「慣れ」が阻んでいる部分が多いと感じます。
(30代,ユーザー企業,一般ユーザー部門 )

[2006/02/20]
仕様書作成でペーパーレス化したいなら、現在より遙かに大きく解像度のある(もしくは複数台の)モニタで資料と設計書を同時に表示可能とし、紙で行えることが画面上で全て行えるようにしなければならない(マーカーとか書き込みとか)
そうすれば印刷しなくても何とかなるだろうけど、そんな空間的余裕は無い
(40代,システム・インテグレーター,情報システム部門 )

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*創造的な仕事はペーパーレス化できるのか、ペーパーをある程度使った方が生産的なのか。 意見は2つに分かれています。 しかし、私の意見は不変で、パソコンの画面一つあれば出来るような仕事はさほど創造的な仕事ではない、と思っています。 参照すべき情報、思いつきを絵にしたメモ、アウトプットである文書やスライド。 これらをたった一つの画面上で表示できるわけがありません。 画面を切り替えながら作業したのでは効率が悪すぎます。 それに手書きの絵ほど自在なアイデアの表現が今のパソコンで出来るとも思えません。

*コラムに書いたとおり、パソコン1台で仕事が出来るのは決まりきったフォーマットで見積もりを作るような定型業務でしょう。 たとえば、回線料金の見積もり書です。

*紙ばかりで仕事をすればいいと主張しているわけではなく、私の勤める会社でも定型的な業務はペーパーレス化されています。 しかし、創造的な仕事というのはある程度、紙を使った方が生産性が高いと思います。 私のカバンには表紙に”Ideas”と書いた、うすっぺらいのートがつねに入っています。 思いついたことや人に教えてもらったことを言葉や絵でさっと書いておくためです。 エンピツとノートというのは軽くて、電気も消費しない最強の知的生産のツールだと思います。

*オフィスの生産性向上とか、ワークスタイルの変革とかが声高に言われていますが、企業の中で創造的な業務に携わる人が何%いると思っているのでしょうか。 私はIT系の企業でもせいぜい30%だと思っています。 IP電話を売るためにワークスタイルの変革を叫ぶのも、もうはやらなくなりました。  今は、それぞれの職場やユーザに合った地道な生産性向上の方法を考えるフェーズに入ったのではないでしょうか。

*フリーアドレスにするとプレゼンスを見ても相手がどこに座っているか分からない。 なのでネットカメラを使って探せるようにした。 などという「先進的な」オフィスの話を聞くと、無駄に無駄を重ねているようで、笑ってしまいます。 IP電話やネットカメラを売っている企業がそんなことをして「生産性があがった」といっても誰も信用しないでしょう。
 
 

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