間違いだらけのネットワーク作り(408)2005/11/12
「キャリア・フリーな無線ケータイ端末」

今週、月火は11月恒例の人間ドックを受診しました。 ふだんは体のことなど気を使ってないのですが、年に一度人間ドックを受けると決めてもう10年近くになります。 年をとるほどドックを受けるのは恐くなるのですが、これは仕方がないですね。 また、これから1年は健康を気にせず生活できるのが嬉しいかぎりです。

情報化研究会大会「2010年のネットワークを展望する」 (12月17日)までまだ1ヶ月余りありますが、現時点で参加者は34名となっています。 参加者の傾向はいつもどおりで、NTTグループの人が多く、SIer、エンドユーザが続きます。 不思議なのはかなりの会員がいるNECや富士通の人が研究会には来ないことです。 HPのアクセスもNECはNTTと並んでつねに1、2位なのですが、会には来ないのです。 NECの方々、たまには来ませんか?  キツイことは言いませんから。

「キャリア・フリーな無線ケータイ端末」

今週はネットツーコムさんのWiPComという端末をデモを含めて紹介してもらいました。 説明していただいたのは2回目なのですが、SIPサーバ、無線LAN、PHS網をからめたデモを見せてもらったのは初めてです。 端末は機能もさることながら、デザインや質感が大切です。 WiPComはデザインがすっきりしていて、質感も悪くありません。 

ディスプレイは2.2インチQVGAカラーLCD。 ちなみに、WIP5000は白黒で、大きさは小さいですね。 900iLは2.2インチカラーなのでWiPComと同じ大きさです。 重さは900iL120グラムに対して、WiPComは110グラム。 似たようなものです。 (WIP5000を調べようとGoogleで検索したら、「間違いだらけ」の記事が最初に表示されたのには驚きました。 900iLも最初のページに間違いだらけのページが複数表示されます。 ) 無線LANは内蔵ですが消費電力の少ない新しいチップを使っているため、これまでの無線LAN端末の3大クレームの一つ、発熱が軽減されています。

感心したのはオープンな設計で、キャリアを選択できること。 CFカードを差し替えれば、ウィルコムのPHS、FOMA、CDMAのいずれでも利用できる設計になっています。 これからの端末はこうであって欲しいですね。 

繰り返し書いたり、言ったりしていることですが、ユーザが端末や回線サービスを自由に選択できるのが、ユーザにとって有利な環境です。 端末も回線サービスも上位のアプリケーションもガチガチに垂直統合され、ユーザが縛られる環境はユーザにとって理想的な環境ではありません。 欧米や中国では一つのケータイ端末を、SIMカードを入れ替えさえすればどこのケータイ通信業者でも使える、というのが常識になっています。 ケータイの端末価格、月額料金のシステムも日本とはまったく違い、端末は高いが月額料金は安いのが特徴です。 中国ではケータイ端末は月収6ヶ月分(7−8万円)くらいするそうですが、月額料金は200円。 ヘビーユーザでも500円程度だそうです。

コンシューマーと違って、ビジネスユースの端末は多様性が求められます。 これからもWiPComや先々週触れたウィルコムのW−ZERO3のように、メーカーが端末を自由に開発できるオープンな環境が広がるといいですね。

ちなみに、SIPサーバを介したWiPCom→無線LAN→SIPサーバ→IP電話網→携帯網→ケータイというパターンで最初に通話して見ましたが、音質は問題ありませんでした。 ただ、無線LAN(802.11b)を音声に使うのが将来的にもいい方式とは思いません。 そこのところこれからどうすべきか、企画・設計する人によって差が出てくる面白いポイントだと思います。

忘れていました。 WiPComの価格はオープンだそうですが、予想価格はけっこう高いです。

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